『
ブランカニエベス』
フランス映画『アーティスト』が懐かしいサイレント&モノクロ世界を現代によみがえらせてオスカーに輝いたことも記憶に新しいが、スペインからも時代を逆行するようにノスタルジック溢れるサイレント&モノクロ映画が誕生した。
タイトルの
『ブランカニエベス』とは『白雪姫』のこと。
そのタイトルどおり童話の古典である『白雪姫』を、映画の古い方式(サイレント&モノクロ)で再現し、オマケにスペインの伝統である闘牛とフラメンコに置き換えて見せる。
古くて新しい世界が眼前に広がる。
セリフは極端に少ないが原作が超有名なので、迷うところはない。
意地悪な継母も小人も抜かりなし。むしろ
映像がストーリーから解放されて自由になっているといっても良いのだろう。
ただし、“若干”のアレンジは加えてある。
女性の社会進出が目覚しい現代らしい変更点だと感じたのは、女性である主人公に男性が一般的な職業である<闘牛士>をさせる点。(女性もないわけじゃないが)
なんと言っても見るべきは息を呑むほど美しい映像美。
カメラアングルやダイナミックな演出も飽きさせることはない。
こだわりはポイントはちょっとづつ<足りない>ことななのか?
今時の映画と比較すると色と声が足りない。小人も足りない。
そう考えると
グリム兄弟もビックリなラストシーンも<足りない>…ということで説明はつくのか?
童話にはあるまじきラストに思えたが、ショービジネスのえげつない部分を描いたここが一番の現代的なメッセージなのかもしれない。
毒殺のアイテムだけは原作にリスペクト?
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