備忘録、『ウィ・アー・ザ・ベスト!』@
東京国際映画祭2013
『
ウィ・アー・ザ・ベスト!』
今年の
東京サクラグランプリ受賞作品。
率直な感想を述べると少々意外だった。
キャラクターは魅力的だったので、主演女優らに対して何らかの賞はあったかもしれない(アンサンブル賞とかがあれば一番近いかも)とは思ったものの、作品賞となれば総合的に優れたものであって欲しい。ただ、(審査員の)満場一致だったというから私の目が曇っているだけなのかも知れないが…。
さて、気を取り直して…
北欧版「けいおん」という見出しがついていたが、思春期の少女たちのバンド結成と淡い恋物語を交えた青春映画。
1982年のストックホルム。ボボ、クラーク、ヘドヴィグの少女3人はバンドを組んで一旗上げようとする。やはりというかこの手の映画のバンドが目指すのはパンク音楽。(笑)
<宗教・男性社会・大人>など保守的な既成勢力に対してのアンチテーゼを引っさげてローカル大会で、ヘタなのに頑張る姿は訴えるものがある。下品な歌詞がインパクト大。
歌う歌詞とは裏腹に彼女たちのナイーヴな内面が対比的に描かれる点が共感を呼ぶ。
原作はルーカス・ムーディソン監督の奥さんココ・ムーディソンが描いたコミックだという。
(美人さんでした)

舞台となる80年代は、もちろん監督夫婦の青春時代と重なり、抜け出せない日常への苛立ちやまだ見ぬ“世界”への希望を抱く様子はよく伝わる。
ただ、伏線を回収しきれない辺りが映画のスタイルと乖離を感じさせる。
ギターの子は本当に弾けるのかな?俄仕込みとは思えない上手さに舌を巻く。
これでようやく今年のTIFFはおしまい。
審査員特別賞の「ルールを曲げろ」や観客賞「レッド・ファミリー」も観たかったなぁ。
一般公開を期待。
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