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2013年10月02日22:27

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『謝罪の王様』

『謝罪の王様』

 謝罪も文化なのか、日本のマナー講座ではお辞儀のノウハウが取り上げられることも珍しくない。
そんな<謝罪>をエンタメにしようという試みはバラエティ番組やコミックでも見られる。
某コミック作家のうっかり発言からツイッター炎上事件もあったけど、キチンと土下座してネタにするくらいの洒落っ気があれば面白かったのになぁ…なんて言うとフザケすぎかしら?(笑)

 一方で、土下座は謝罪ではなく「一方的なコミュニケーションの断絶だ!」という意見も聞く。
つまりはそういうことなのであろう。
大切なのはコミュニケーションのとりかた。
当たり前だが、受け取る相手の気持ち優先主義で考えないと。
『謝罪師』という突飛な職業を用い、社会批判を盛り込んだギャグ映画として2時間を超える尺に挑んだ脚本家は『あまちゃん』で飛ぶ鳥を落とす勢いの宮藤官九郎。主演・阿部サダヲ 、監督・水田伸生と『舞妓 Haaaan!!!』チームが再結集。
さすがというかこの手が十八番の阿部サダヲは安定感ある咀嚼力だが、他のキャストが普段とは一味違うポジションに据えてあるのが面白い。
井上真央、岡田将生、竹野内豊…ミスマッチを狙ったのかも知れないが、先入観があればあるほど笑ってしまう。とりわけ『そして父になる』で感動させられた尾野真千子のコメディエンヌぶりには感嘆。
要するに、普通の行動や発想で突破できない時は<先入観を壊せ>というメッセージなのだろうか。

 ただ、マンタン王国のあたりからいやな予感がした。
エピソードを巧みに構成して凝った手法を見せてはくれたが、この辺りから冷めていく自分をはっきり感じた。さすがのクドカンもガス欠かと思わされる。
駄目押しのエンディングには、ポカンと置いてけぼりを食らった感じ…。たらーっ(汗)

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