システィーナ礼拝堂500年祭記念 ミケランジェロ展―天才の軌跡
お天気もよく、マイミクさんからチケットを譲っていただいていたので上野の西洋美術館『ミケランジェロ展』を見に…。
正式タイトルにあるように、ミケランジェロの作品の中でもシスティーナ礼拝堂にテーマを絞っている。(法王選出の
コンクラーベが催される場所といったら分かりがいいか。)
…といっても礼拝堂の現物を持ってこれるわけがないので、書簡や素描が・下図がメイン。
(無論、これ以外にもポスターになっている<階段の聖母>のレリーフなどがある。)
派手なものを期待する向きには少々物足りないかもしれないですが、作業工程が分かり面白かった。
しかし、よく4年間も寝そべりながら天井画を描くなんてできたなぁ。
自分なら腕がつるよ、絶対。(苦笑)
当時は裸体に抵抗があったらしく、ミケランジェロの描いたフレスコ画に後に
別の画家が不自然な布キレを巻きつけたとか。(OMG)
…まぁ、それも修正自体が古くなりすぎて、大元の絵に修復はしないのでしょうが、歴史マンガや再現ドラマで、この絵が登場したら見ておくといいですよ。
描きたてホヤホヤは真っ裸だったということを。(笑)
ミケランジェロは人生で木彫はたった2点しか作っていないそうで、最後の作品が会場に来ていた。
最初は10代の頃の作品でどちらもキリストの磔刑だったというから、80歳を超え取り組む時には“
ある種の予兆”みたいなものが働いたのか?
会場内には、今回日本で初めて
礼拝堂内部に4Kのカメラが入って撮影したということで、現場に行ったような高精細な画像を堪能することが出来ました。
これからの海外美術展の一つの方向になるのか?
『クレオパトラ』を描いた最後の素描画の裏面にも素描画が隠されてあり、解説の通り横に
うっすらと老婆の姿が描かれているのを見つけた時は少し嬉しかった。
音声ガイダンスは中村勘九郎で明瞭な語り口は結構だが、少し硬いかな?(緊張してる?)
やはり、一度は本物を見に行きたいね。
ローマやフィレンツェでミケランジェロの関連施設などを見て回りたい。
さて、しばらくぶりに西洋美術館にきたら常設展が随分と様変わり。(?)
常設展会場の一部を使い『
ル・コルビュジエと20世紀美術』も開催。
ル・コルビュジエといえば有名な建築家で、当の国立西洋美術館の基本設計も彼の手によるもの…というのはよく知られた話。
建築家・安藤忠雄も多大な影響を受けていることもまた然り。
そんなル・コルビュジエの絵画・オブジェなどの作品がまとめて展示されていて、時代の変遷や交友関係などが手に取るように分かる。
抽象画が多いので、人によっては取っ付きにくいかもしれないけど、めったにない機会だと思うので、特別展のチケットで入場できるからトライしてみて欲しい。
それ以外にも『イタリア版画・素描展』もあり、全部見るとかなり歩き回る美術館である。
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