『
サウンド・オブ・ノイズ』
変わった映画も数あれど、これはかなりユニークな部類ではないか。
音楽テロリストと聞いて、人はどういうものを想像するか。
きちんとした楽器ではなく、身近にある<あらゆるもの>で音楽演奏をする連中を追った話。
誰にも迷惑をかけないなら問題はないし、音が大きいだけなら単なる騒音問題で済むのだが、なぜか彼らが手を出すのは病員や銀行など重要な施設や設備。
自分たちは勝手に演奏会と思っていても世の中から見たら立派な破壊活動(だからテロリスト)。
対決するのは音楽一家に生まれ名前もアマデウスとまでつけられたが、まるで音楽の才能がないために<その道>を断念して刑事になった男。
ともかくゲリラギグのユニークさが作品を特別にしているのは確か。
ブルーマンっぽいといったら理解されやすいか?
ある意味、特殊な見せ方をしていても根本は
既成概念を破壊することと自分のトラウマを克服することという極めてもっともなメッセージが感じ取られる。
アナーキーさの結末に演奏されるのが暖かい音楽というのも北欧(スウェーデン)制作とあいまっていい感じに奥行きを感じさせる。
細かい伏線の置いてけぼり感覚もこの映画ならアリかな。
ドラム好きは必見!
今年の2月に<トーキョー・ノーザンライツ・フェスティバル>で限定上映されたのだが、7月末に一般公開が決まったそうですよ。

ログインしてコメントを確認・投稿する