『
オブリビオン』
人の<想い>はどこに存在するのか?
脳みその中だという即物的な答えは承知の上で。
近未来SFでディストピア物、亡くした過去がノスタルジックに描かれる…と、けっして珍しいとは思えない世界観、既に各所で言われているように既視感は感じる。
パッと思いつくだけで
『2001年宇宙の旅』『マトリックス』『アイランド』『月に囚われた男』などが頭をよぎる。
ネタバレ厳禁系だと思うので、どの点がといえないが、正直に言うと早い段階で推測がついた。それでもこのテーストは“
同タイプ”がいくらあっても嫌いじゃない。(笑)
冒頭からこれぞ
『ザ・トム・クルーズ・ショー』といった内容で彼の魅力が満載。
モーガン・フリーマンの存在感も光る。
個人的にはジュリア(オルガ・キュリレンコ)よりもヴィクトリア(アンドレア・ライズブロー)に感情移入してしまったので、こちらを掘り下げて欲しかったが、それでは別の映画になるのだろうな。(切ない…)
アイスランドロケがとてもよい。この世とは思えない風景にうっとり。
未来の建造物や乗り物含め、ビジュアル的興奮は大画面でこそ映えるだろう。
ふと思ったのは
ディストピアなのに明るくクリアな世界だということ。(もちろん他にも例はあるだろうが、得てしてダークな印象が強い。)
これは主人公が過去や記憶を愛して止まないはずなのに<未来>にも希望を捨ててはいないことの表れだろうか。
管理社会に縛られていても、時に反抗してまで<自分探し>をする…とみれば、これは今の社会でも通用するテーマではないか。
想いは未来に残せると信じたい。
個人的には隠れ家のアナログレコード・コレクションに感涙。
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