『
アウトロー』
トム・クルーズの新シリーズ。『ミッション・インポッシブル』と並ぶヒーローものになるのかと思いきや…。
邦題も“あれ”だけど、中身も「今時ないでしょ」といいたくなるレトロなアクション映画。
それなりに<スキルのある人>なので読み違えそうになるが、ジェイソン・ボーンとは違いどこか抜けている。
<困った時にふらりと現れる>という
アメリカを象徴する西部劇のガンマンを思わせる雰囲気を持っているトム演じるジャック・リーチャー。
なるほど、そういうことか。ならば視点を変えねばなるまい。
これを正統派のヒーローものだと見ていたら<イマイチ>と感じても不思議ではない。
おそらく狙いは正義を振りかざしてどこへでも行き、おせっかいを焼くアメリカ自身を皮肉っているのでは?
そのくせ本当は小物だということがバレバレ。
思い起こせば…、大物感漂わせて登場する割りに、エンスト時の必死の形相のギャップ。
無防備につけた指紋を<分かってますよ>といわんばかりにふき取る姿。
クライマックスで<まさかのアナクロ戦法>!www
最初は戸惑ったが、ラスボスとのやり取りではっきり分かった。
腕に覚えはあるが、
カッコつけたいだけの“小物”なのだ。
裏を返せば<正義>は死んだといえるのかもしれない。
勿論、私の読み方は捻くれているかも知れないけど、そうでも思わないと
<正義が執行されない>終盤の行動が謎過ぎる。(笑)
表面的にはスリリングなカーアクションや
名探偵コナンも真っ青な名推理も見所だが、映画監督でもあるヴェルナー・ヘルツォークの悪役ぶりも忘れてはなるまい。
射撃場のオーナーが痛快。

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