『
15歳、アルマの恋愛妄想』
エッチな妄想は男だけのものじゃない。女の子だって気になっているのだ。
フィンランドの田舎町に住む15歳のアルマ。多感な思春期に日々頭に描くことはステキな彼との妄想エッチ。
可愛らしい少女が露骨に性への目覚めをみせる様子をオシャレな映像とともにコミカルに描き出す本作。
妄想といっても少女漫画のような美しい描写ではなく、エロマンガのそれに近い。(笑)
男女が逆なら珍しくないし、ここまで変人扱いは受けないと思うのだが、その辺に性差別の意識を少し感じさせる。
抜け道のない閉鎖的田舎と思春期の焦燥感を重ね合わせてみせ、やがてみせる成長と甘酸っぱい結末にキュンとなる。
映像処理が面白い。アルマが好意的に妄想するパートはひたすら“美しい色彩”なのに、逆は“色のない世界”といった風に心情が手に取るように伝わる。
アルマの友人のエピソードで<出口のなさ>を象徴的にあらわす文通相手もなるほどなぁと感じた。
片田舎で何もないとはいっても、そこかしこが絵になる美しさと可愛らしさを備えている。
アルマを演じるヘレーネ・ベルグスホルムのキュートさで全て許される気がした。(笑)
キャスティングは本当に大切。
個人的にはテッドよりもアルマにモフモフしたい。(ああ、ドン引き…ですね。)
日本公開は2月23日より。
トライベッカ映画祭最優秀脚本賞受賞。
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