『
テッド』
下品な中年ぬいぐるみ<テッド>の魅力が満開。
友人がいなかった孤独な少年ジョン・ベネットはクリスマスプレゼントにもらった熊のぬいぐるみに願いをかけた。
あろうことか願いはかなえられ<ぬいぐるみ>は命を持ちえてしまった。
ここまでなら<普通のおとぎ話>。
ここからファンタジーの壁を乗り越えてリアルなイタイ話に突入。(笑)
大人になっても<
ぬいぐるみ離れ>出来ないジョンの成長を描く古典的なドラマだが、味付けがユニーク。
下ネタや70年代後半以降の映画や音楽などのサブカル的なネタがいっぱい。
知っていれば、それだけウンチクにうなずけることであろう。
メインとなるのは主人公たちが愛する
『フラッシュ・ゴードン』。
サプライズゲストは分かる人だけが分かればいいと思うが、後半は『フラッシュ・ゴードン』を知らないと楽しみが半減かな。個人的には他のカメオ出演も楽しめた。
脱線するが、字幕監修に町山智浩の名がある。ツイッターでフォローしている人は承知の通り日本人には馴染みのないネーミングをどう置き換えるかを問いかけていたのを思い出し、「ああ、この箇所か」と別の意味で笑った箇所もある。
確かに<
熊田曜子>では難しいだろうな〜。(楽屋落ちでスミマセン。笑)
ついでながら劇中で歌われる“重要な曲”に歌詞がつかなかったかもしれない…ということもツイートしていた。何でも
日本では歌に対訳をつけないのは<慣習>なんだそうです。
アホですか?
それで思い出すのは『クレイジー・ハート』。大事なクライマックスで心情を歌い上げる良いシーンなのに「歌だから対訳は出さない」という慣習にのっとり、英語に堪能ではない日本人にはチンプンカンプンとなった。当然、映画の評価に影響が出たと思う。
今回、町山氏は「(歌詞に対訳を)載せないなら、監修から(自分の)名前を外してください」といったとか。結果的には対訳も監修にも載ったわけですが、悪しき前例とか慣習とかどうにかならないのか?邦題問題も含め作品本位にならないのかな…。
公開中の
『レ・ミゼラブル』は全部歌だけど対訳ついているよ。それはどうして?(笑)
脱線ついでにもう一つ。
町山氏は『宇宙人ポール』の字幕監修も手がけた。
だが、発売されたソフトにはそれが反映されていない。
つまり劇場公開とソフトでは翻訳家が違うのだよ。
普通のドラマならそれでもいいかもしれないけど、サブカルネタやスラングが多い場合、面白みに差が出る気がするんですけどね。(詳しくは
アマゾンの『宇宙人ポール』のレビューを読んでみてね。)
話を戻します。
カメラワークの力もあると思うが、ぬいぐるみなのに殴り合いの迫力には驚いた。
少し残念に思ったのは前半の破壊力に比べ、途中から終盤に向けてトーンダウンしてしまったことと、<テッドの魂のルール>が曖昧なために収束に不満を覚えたこと。
(最後はファンタジーに逃げた印象も…。)
アメリカのソフトではUNRATEDと称し8分長いバージョンを収録しているようなので、日本でも同様なら買っちゃうぞー!
ところで、マナーについて言及される発言をマイミクさんの日記でもたびたび拝見しますが、今回遭遇しました!!
ひとつ空席をおいてスマホを上映中にいじっているバカ女。
冒頭で終わるかと思ったら、途中で何度もバックライトがちらついていた。ツイートでもしていたのかな?
“事故”の原因になるから気をつけたほうがいいね。
それと後ろの席でドリンクの氷をマラカス代わりに鳴らしていたやつ。
新種のサラウンド効果かと思ったぞ。(中指立)
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