『
パラノーマン ブライス・ホローの謎』
「コララインとボタンの魔女」のライカ社が贈るストップモーション・アニメーション。
死者と会話できるノーマンが魔法をかけられた<呪われた死者たち>や<魔女>と対峙し、心の問題に触れるファンタジー。
<魔女狩り>や<死者の蘇り>など扱うネタは珍しくないが、コミカルなキャラクターたちや
ティム・バートンにも通じるデザインは好きな人にはたまらない魅力を放つ。
(実際、ライカ社は『ティム・バートンのコープスブライド』を手がけた。)
なによりCGッぽく見せながら手作りのぬくもりを感じさせるキモカワ系の造形が良い。
しかし、これだけ滑らかな動きを見せながらコマ撮り撮影しているとは信じがたいほどの仕事ぶり。
大昔の<魔女狩り>を現在の<いじめ>や<差別・偏見問題>と重ね合わせ、目先の対処療法で逃げてきた人々を弱者の視点で批判し、また自らの宿命から逃げずに立ち向かっている点に共感を覚える。
正直いうと最後はちょっとウルッと来た。
エンディング後にちょっとしたオマケがついているのも楽しい。
(アカデミー賞アニメーション部門ノミネート、3/29より公開)
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