『
ねらわれた学園』
かつて実写化もされた眉村卓の同名小説をサンライズ第8スタジオ(「境界線上のホライゾン」「アクセル・ワールド」)がアニメ映画化。原作を踏まえながら<今時の世界>に置き換えて見せている。
冒頭から色彩あふれる世界に目が眩む。
舞台となる鎌倉の町、江ノ電なども丁寧に描きこまれ、いつどこにでもある思春期の不安や希望を携えた少年少女たちが青春を謳歌している。
映像的には大変美しく心象表現などに心掴まれる瞬間もある。…とはいえ話的には珍しさはあまり感じない。
考えようによってはすでに<古典>となっているとも言えるのかも。
設定に中学2年とあるが、会話のレベルなどからもっと年上に感じてしまう。
子どもから大人へと揺れ動く時期で原作が中学設定だからそれに倣ったのか…。
大林宣彦監督による実写映画がそうだったように高校でも良かったのじゃないかな?
また過剰なまでに太陽光が差し込むショットが多い。
これにはミステリーの<秘密>が関係すると思うが、対比表現であるなら映像で掘り下げて欲しかった気もする。京極の目的解明にたどり着くまでが長いのも再考の余地ありじゃないか。
根本解決しているとは思えない
未来の問題などに消化不良感が残る。
主役ナツキの声を
AKB48の渡辺麻友が担当。
予想以上に上手だったのは嬉しい誤算。
他の本職声優に混じっても遜色がない。(さすが自他共に認めるアキバ系&アニメ好きだけある!)
主題歌も彼女が歌うが、まだライトノベルという用語が登場せずジュブナイルと呼ばれていた頃の匂いがした。
試写会@東商ホール、11月10日より公開
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