第25回東京国際映画祭 10月23日
サクラ大戦…じゃなくサクラグランプリが発表になりましたね。
今年見たコンペには入っていなくて残念。(その他の部門も全部見ていないのばかり

)
もっともグランプリ作品を審査時に見たのは昨年の『最強のふたり』だけなんですが…。
(適当予想とはいえ、ほぼ毎年外れまーす。)
さて、私の二日目は二本。
『アクセッション 増殖』(コンペティション)
なんとも重くのしかかる映画だった、南アの闇のひとつを描き出す。
奔放な性交渉ゆえHIV感染した青年の心に去来する不安と藁にもすがりたい気持ちから衝撃的行動を見せる問題作。
対話の相手をほとんど見せず、常に捉えて離さない青年の顔の変化が脳裏に焼きつく。
その演出は<
目をそらしてはいけない問題である>ことを雄弁に物語る。
人によっては吐き気を催すかもしれない。
人類が立ち向かわねばならないのは“無知と貧困”であることを痛感する映画。
…ただ、それならば
セカンドチャンスがあってしかるべきかとも個人的には思うのだが、それさえ許されないこともまた南アの闇の深さ故だろうか…。
(監督のマイケル・J・リックス…笑っては失礼だが、駄洒落みたいな名前www)
『ストラッター』(ワールドシネマ)
キュートでスタイリッシュなバンドを扱った白黒映画。
バンドの映画にはつきもののメンバーの不和や失恋などが織り込まれ、青春ものらしくビターな味わいを感じさせながら夢に向かって成長する物語。音楽も含めセンスで勝負。
どことなく初期のジャームッシュを感じたが、バンドとモノクロ映像がそう思わせたのか…。
劇中でミュージシャンを演じる俳優は全て本当のミュージシャンで、劇中でも自分たちの音楽を演奏しているという。それゆえ出てくる音に嘘はない。
ただし、アフレコで音入れしているため口パクが少々気になる。(苦笑)
相当な低予算でスタッフも3〜4人程度で撮影されたと聞く。
今年の7月に完成したばかりで、まだアメリカでも一般上映はされていないらしい。
ゲストに監督の一人
カート・ヴォスと
サラ・アシュレー(女優)が登場。
(実は鑑賞中、私のすぐ前の席で観客と一緒にご覧になっていました。)
もう一人の監督
アリソン・アンダースは都合で来日できず。(『フォールームス』の第一話担当。)
クラウドファンディングという資金調達方法で作られたという本作に協力として名前が挙がっているのはクエンティン・タランティーノ、モンテ・ヘルマンといった大物がズラズラズラ…と。
文化庁では「クラウドファンディングは本当に映画を救うのか?」 というシンポジウムも開かれたという新しい資金運用の手法らしいです。
気になる人は調べてみてください。
後日、ヒルズ内のカフェ前を通る時に仲良くお茶している二人の姿を度々見かけた。
ロジャー・コーマンら、満場一致でサクラグランプリを決定
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=15&from=diary&id=2203451
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