『
テキサスの五人の仲間』
一風変わった西部劇があると友人のススメがあり、探してみたらTSUTAYAの発掘良品シリーズでDVD化されていた。
なんだかネットの評判を見るとすこぶる高評価。
これは期待せずにはいられない。
西部の町で年に一度の名物ポーカー大会が行われている。
その町にたまたま通りかかった一家の父親(ヘンリー・フォンダ)はポーカーと聞くとなにやらソワソワ…。
実に手際よく物語が始まる。
レールに敷かれたように寄り道のない展開。
主人公があっという間に巻き込まれてゆくのは分かるけど、事前に<
“某映画”に似ている>とか<
“某映画”より面白い>とか比較対象を聞きかじっていたためかカードが配られる前にある程度読めてしまう。(これからご覧になる方は調べないでください。)
もっともそれを知らなかったらどうだろうかとも考えたが、<
出来すぎた展開>と<
ヘンリー・フォンダの存在感>で薄々感じとれたのではないかとも思うけど…。(苦笑)
予想と違ったこともあるが、逆にそこは説明が欲しいくらい。
偶然性に頼った“その部分”は脚本の穴であると思うのだが…。
「先入観を持たないで見てください」という意見も目にしたが、むしろ“先入観があった時代”ならば存分に楽しめたのではないか?
ポーカーというゲームを映画全体に見立て組み立てる脚本のテクニックには<なるほど>と思うが、むしろトリッキーな部分以外が心に残る。
とりわけダメオヤジが娘婿に人生教訓を授けるシーンがこの映画の白眉ではないか。
監督フィルダー・クックの名に覚えはないが、脚本のシドニー・キャロルは『ハスラー』を書いた人だという。この映画は脚本家のものだろう。
きっとここが“落ち”なんだよな…とは理解しながらも現在ならば<
もう一幕>あるのではないかとENDマークを見ながらドキドキしていた。
アメリカの古きよき時代が偲ばれる。
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