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2012年08月27日00:24

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監督ジョン・マッデン

 ジョン・マッデンという監督がいる。
『恋におちたシェイクスピア』で一躍名を上げたものの、その後はどうにもさっぱり…。たらーっ(汗)
最近の『ペイド・バック』はついぞ劇場未公開となってしまった。
ところがこれが案外面白い。

ペイド・バック [Blu-ray]
http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=11939455&id=1620453


 こっちは公開になるかなぁ…のジョン・マッデン監督の2011年作。
『ザ・ベスト・エキゾティック・マリーゴールド・ホテル』(The Best Exotic Marigold Hotel)

 これぞ「ハッピー・ムービー!」といいたくなる。
『ペイド・バック』よりもこちらのほうが舞台演出家のマッデンらしい人生賛歌の映画。

 英国に住む様々な熟年者たち。
夫が亡くなり借金返済のために自宅を売るイヴリン(ジュディ・デンチ)、老後の資金が乏しくなり移住を決意するジーン(ペネロープ・ウィルトン)とダグ(ビル・ナイ)夫妻、股関節手術のために渡航するミュリエル(マギー・スミス)、かつてインドに住んでいたグラハム(トム・ウィルキンソン)、出会いを求めに来るマッジ(セリア・イムリー)、プレイボーイのノーマン(ロナルド・ピックアップ)…それぞれ目的は違ってもインドを目指す。

 インドに触れると人は変わるというが、まさにそれを地で行く作品。
聞くと見るとでは大違いで、予想と違いトラブル続きのインド。
この<トラブル>たちと友達になれるかなれないかで、その後の各人の人生は決まるといっても言い過ぎではないかも。

 まずはイギリスの名だたる俳優たちのアンサンブルが見もの。
空港で主要キャストがずらりと居並んだショットは思わず声を上げそうになる。
インドロケも効果的で、『スラムドッグ$ミリオネア』のデーヴ・パテールの好演も光る。

 歴史的に英国とインドの関係はいまさら言うまでもない。
興味深いのは、登場する英国人は皆<老人>で、触発されるインドの人々は<若い>ということ。これが何を指すのかは想像に難くない。
どれほど不幸な出来事にあってもへこたれないインド人たちのたくましさに触れて徐々に人生が変わり始める英国人たち。可能性を否定するものには道は開かれない。

フォト


 この二つに共通するのは、熟年女性の視点で物語が語られるという点。
なんとなくジョン・マッデンらしい?
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