『
トガニ 幼き瞳の告発』
いったい、いつの事件かと目を疑う。
韓国で聴覚障害者学校で起きた生徒への性的虐待・暴行事件を基に映画化というが、つい最近(2000年代)の出来事と知り驚愕。
いや、日本にしてもいじめやパワハラは常態化しているとはいえ、現代でもかの国では躾を超えた<体罰>は容認されているのか?
あまりの事件の深刻さが映画の演出を超えていて、評価をしづらくしている気もするが知るべき内容であろう。
(意味深な)霧に包まれた田舎町に赴任する新米教師カン・イノの目を通して語られる権力の腐敗の実態。
それは学校だけにとどまらない…。これでも
現実の半分も描けてないというのは俄かに信じがたい。
ただ似たような事例は他国でもあろうが、気がかりな点もある。
イノが赴任する際、まっとうな人物に見えるソ・ユジンという女性に<当たり屋>まがいの因縁をつけられるのだ。
もしも…韓国は自分に非があったとしても<言ったもん勝ち>になる社会だとしたら、その後の展開はさほど驚くに値しない。直すべきは社会そのものであり、ゲリラ的手法しか使えないのなら韓国の闇は深い。(これが70年代くらいの話ならともかく…。)
多分、考えすぎで本筋とは違う<挨拶>程度のことと思うが、それでも気にはなる。
韓国の映画を見て思うのは、
子役に容赦ないところ。
ここまでの芝居を要求するのは日本では到底不可能なのではないか。
本当に被害を受けているとしか思えない子役たちの演技には驚嘆する。
また、脇のいかがわしい連中の面構えも堂に入っていて頼もしい。
いや、登場する現実論者は全てリアリティがある。あと少し理想論を掲げるサイドに負けない強さがあれば…。
終盤がやや不満。
それでも暗部をさらけ出して公表できるのは立派。
↑ ↑ ↑
映画泥棒で泣いているわけじゃない…。
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