『
ポテチ』
え?ここで終わるの?ここで終わっちゃうんだ…。
物足りなさを覚えたのは、68分という上映時間の短さではあるまい。
『フィッシュストーリー』に収録された同名短編の映画化らしいが原作未読。
されど<伊坂幸太郎><中村義洋>のコンビ作品は安心してみていられる。
ゆだねる方もゆだねられる方も信頼感があるのではないか。
一見、無関係に思える出来事を積み上げていき、意外な点から全体像を浮かび上がらせる手腕にはいつもながら舌を巻く。
もはや伊坂作品&中村映画のキーパーソンともいえる濱田岳を主人公<今村忠司>に据え、とぼけたユーモアとほんのりイイ話を展開。大森南朋の重しがよく効いている。
タイトルが『ポテチ』の理由は、最後まで見ると「なるほど」となる仕掛け。
(もっとも
他のものでも置き換えは可能だったろう。)
ただし、卓越したテクニカルな脚本に敬意を払いつつも気がかりな点もある。
踏み込みが浅い。
確かに<今村忠司>にとっては、これで納得できるのかもしれないが、<尾崎>の立場だったらどうだろうか?
ついでに言えば、主人公の生業は何か。
無粋といわれようが、止まった時計が動き出す<この先>が見たかった。
蛇足ながら地震ってどれのことなのか、ナンバープレートのことを考慮すると新潟県中越地震?(苦笑)
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