年寄りじみたことを書きますが、少し前に気づいたことです。
人が他者に対してよく投げかける言葉があるとすると、それは自分自身に対する言葉になっているということです。身近な例でいうと私の母は最近誰に対しても「そんなに年でもないのに呆けてきたんじゃないか?しっかりしてくださいよ。」と言います。これは母自身が最近大脳の衰えを強く意識していて不安を感じていることの表れになります。
周りに対して「バカばっかりだ。」という人は自分はバカなんじゃないかとかバカにされているんじゃないかと思っている人であることが多いです。逆に言うと周りにいつもありがとうと感謝の言葉を投げかける人は自分自身に対してありがとうといつも思っている満ち足りた人だということになります。
他者にひどい言葉を投げかけられたときには、その言葉はそのままその人自身に当てはまる言葉なのではないかと考えると意外と当てはまっていることが多いものです。
哲学的に言うと人は自分自身の本質を常に他者に投げかけて無意識に自分自身を確認しようとする生き物なのかもしれませんね。
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