新大関誕生。スポーツ界だけでなくいまの日本において数少ないおめでたい話。トランプ大統領から表彰された人間なんて、この世界に何人いるのかわからないけど、たぶんあのときからこの栄誉は運命づけられていたのかも。肩幅の広い立派な体つき、本格的な四つ相撲、誰もがイメージする”気はやさしくて力持ち”、典型的なお相撲さんキャラ。
彼に望むのはもちろん最高位。大関は単なる通過点、というかこのところの大関はかわりばんこに関脇陥落を重ね、いま幕内に"元大関”は何人いるのやら。期待の貴景勝さえ不安定な相撲をくりかえす始末。なので朝乃山には現状に甘えることなくここらでもう一度ふんどしを締め直し、さらに精進して本当に強い横綱になってほしいと願ってます。
そしてここにきて思うのは、角界は北陸出身が人気・実力ともに勢力拡大してきたなと。富山出身の朝乃山をはじめライバル豊山は新潟、そして石川からは遠藤・炎鵬・輝と。貴景勝の出現と徳勝龍の優勝で期待した関西勢は、豪栄道が引退してタガが外れたのか静かな地元はやりづらかったのか、春場所は勢以外全員が負け越してしまった。
それにしても高砂親方が定年なんて月日の経つ早さにしみじみ。このひとも朝青龍さえうまく操縦してたらいまごろ理事長になってたかも。あとおかみさんはスーパー・コノミヤの社長の娘、大手前高校から大阪市大という公立オンリーのキャリアはマジな才媛感。朝潮と結婚と聞いたときはホントにびっくりした…といろいろ思い出してしまいました。
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