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2019年12月05日20:25

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師走に温かかな弦の響き ( ウィ・バンジョー・スリー@クラブクアトロ )

思い起こせば2年前。前売りを買っておきながら風邪気味の身となってしまい、やむなく取りやめにしたコンサートが彼らでした。

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こんなに早く再来日してくれるとは、と感激の思いで会場の梅田クアトロに来てみれば、開場直後の時間であるにもかかわらず入場待ちの列も無く、そのままチケットを渡してフロアに入ってみれば、なんと場内ガラガラ・・・ふらふら
というのはオーバーにしても、今や世界的に大評判のグループで、しかも安定した人気を持っているアイリッシュ系音楽なのだからさぞかし賑やかなものだろうと思っていた自分がずいぶん買いかぶっていたのか。それとも大阪、やっぱりあかんのか。

しかし、そんな入り具合も気にすることなく彼らのライヴは、期待通りに溌剌と陽気で楽しさいっぱいでした。
曲間のお喋りのほとんどはカタコトの日本語。これがまた彼らのフレンドリーでユーモアたっぷりの人柄が伺えるような、剽軽というか、すっとぼけていて場内はそれだけで和やかな空気に包まれる。

あ、いかん。肝心の彼らの音楽だ。
といっても僕は彼らのコアなファンではないので自慢できるほど詳しくはないのですが(未だにアルバム1枚も持ってない!がまん顔)、アイリッシュトラッドにブルーグラスが融合した、暖かくもご機嫌なノリ。
そもそもアイリッシュ音楽はバンジョーを用いない。しかし5年前に観た「Solas(米国のアイリッシュ系バンド)のように、そんな決まりごとや伝統に拘らない自由さがいいと思った。

僕はてっきり、グループ名からしてバンジョー奏者が3人居ると思ったのだけど、実はステージでは2人だけが担当。あとはギターとリードボーカル。フィドルとアイルランドの打楽器である「バウロン」奏者の総勢4名。実はこのグループ、なんと違った2人兄弟が2組で結成されている。兄弟バンドはよくあるけど、こういうのも珍しい。
バンジョー2人とフィドルのテクニック、素晴らしい歌声を聞かせるボーカル、いずれも見事なもの。
スティーヴィー・ワンダーの「迷信」を軽快に演ってみたかと思えば、フォークの名曲である「Long Black Veil」が哀愁たっぷりだったりとカバーのセンスも見事。
両足を並行にスライドさせて「これがオリジナルのリバーダンスだよ」とか、昔のパンクロックの「ポゴダンス」よろしくピョンピョン跳んでみせたり、他にも様々なステップを披露しながらフロアを愉快に盛り上げるパフォーマンスも楽しい。
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コンサートは前半わずか30分。休憩を挟んで後半はアンコールを入れても50分ほど。こういうコンパクトにギュッと面白さが詰め込まれたライヴがいいなと思うのはオッサンになった証?(笑)
でも、後半はステージ間際で立って踊ってノリノリでしたけどね表情(嬉しい)

最新シングル「Haven」
https://youtu.be/yB3QETQKERA


今年夏のパフォーマンス
https://youtu.be/9ei4g_QyfrY


バンTもゲットウインク フォト
「後ろのフロアでCDとグッズが売ってます。ふるってお買い上げを。ワタシタチハタイヘンマズシーイ!」なんて売り口上には笑ったな。

〈 2年前の悔しい日記 〉
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1963306051&owner_id=26940262

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