まず、これらの外国人達が勘違いしているのは、彼らが来日した目的は技能研修であって、高給を得る為ではないと言う事。
次に、怪我をして働けなくなったのは本人の責任であって、企業の責任ではない。
日本の企業は、この研修生の為に存在しているのではないので、当初の目的が果たせないないならば帰国しなければならない。
また、甘い見込みで勝手な夢想を描き、それが叶わないからと言って、それは日本の責任ではない。
日本政府が関わっていない怪しげなブローカーに引っかかったのは来日した本人の責任であって、日本政府の責任ではない。
嫌ならば帰れば良いのだし、いかなる理由であろうと、失踪するのは犯罪である。
野党も、彼らは日本国民の福利を図るために存在しているのに、それを果たさず、本件とは別の問題である出入国管理法改正案を強引に結びつけ、外国人を利用し、政権批判を展開している。
これはもう、外患誘致と言えるのではないか。
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■指切断に飛び降り自殺も発生、外国人労働者ら“まるで奴隷”の現状
(週刊女性PRIME - 11月14日 22:01)
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「日本で技術学びたいです。働くために私、来ました、帰れと言われても帰れません」
中国人技能実習生の黄世護さん(26)は、3本の指が欠けた右手を見せながら訴えた。
来年4月からの外国人労働者の受け入れ拡大をめざす出入国管理法改正案の国会審議が今週にも始まる。しかし、国内では外国人技能実習生の失踪が相次いでいる。昨年は7089人と過去最高の失踪者が生まれ、今年も6月までで4279人と昨年を上回るハイペースで推移している。
冒頭の黄さんら実習生が労働実態を報告する野党合同ヒアリングが8日、国会内であった。涙まじりの報告に“もらい泣き”する議員もいた。
実習生を支援するNPO法人『移住者と連帯する全国ネットワーク』の鳥井一平代表理事は、
「現状の技能実習制度は奴隷労働と同じ構造。これを改める議論もなく、外国人労働者受け入れ拡大に舵を切るのはおかしい。技能実習生の受け入れシェルターもほとんどない現状です」
と、現状の問題点を明かす。
外国人技能実習制度の実態から目を背けたまま、新制度の議論は始まろうとしている――。
「私は物じゃない」
「働きたいのに(指にケガをしたから)帰れと言われました。働きたいのに、なんで私、帰るんですか」
黄さんは'15年12月に来日、岐阜県にある段ボール製造工場で働いていた。'16年7月、作業中に手を機械に挟まれて指3本を切断してしまう。
2か月入院する重傷だったが、治療を終えた黄さんに告げられたのは、まさかの解雇通告だった。
「(解雇の書類に)サインしろ、と何度も迫られました。私が(指を失って)使いものにならないからでしょう。私は物じゃないですよ。人間です」
「家族にたくさん仕送りができると思ったのに」
パワハラに耐えかねて自殺を図った実習生もいる。
「ニホンが大嫌いになりました」
涙を流しながら語るのは中国人の史健華さん(35)。昨年8月に飛び降り自殺を図り、一命はとりとめたものの腰など3か所を骨折。今もリハビリに通っている。
「私は一生懸命働きました。でも差別やいじめがあり“中国人だから”と馬鹿にされパワハラで身も心も壊した。豊かな日本に行けば家族にたくさん仕送りができると思ったのに」
史さんは夫と子どもを祖国に残して'15年1月に来日。静岡県富士市の製紙工場で働いた。朝8時から深夜12時まで働いて手取りはわずか月10万円。午後6時以降の残業代は時給300円だった。静岡県の最低賃金は同858円。確信犯的な低賃金労働だった。
「聞いていたお給料と全然違いました」
渡航前は、1か月の手取りは20万円と聞いていた。中国の送り出し機関に約60万円の借金をしており、切羽詰まった状況に追い込まれた。
「このまま中国に帰ることもできない、何かを訴えたくても日本語でうまく表現できない」
絶望感にとらわれた史さんは昨年8月、仕事中、発作的に会社のビルから飛び降り自殺を図った。
“安上がりな被ばく労働者”として扱われ
「専門技術を学びに来ました。除染作業をするなんて聞いていませんでした」
つたない日本語で懸命に訴えるベトナム人男性のグエンさん(仮名・26)。
福島県郡山市で建設作業員として働くはずだった彼がやらされたのは除染作業だった。作業に必要な特別教育は一切受けていない。日給は5600円で日本人作業員(平均日給1万6000円以上)の3分の1だ。1年以上にわたり安上がりな被ばく労働者として扱われ、雨天などの休業時は1日分の日給である5600円が引かれた。
グエンさんは、
「除染作業とわかっていたら日本に来ていません。専門技術を学ばせてください」
と訴えた。
黄さんや史さんらは現在岐阜県にある『外国人労働救済支援センター』で支援を受けているが、ほとんどの技能実習生は支援先や制度もわからないまま失踪をとげている。
「本来は労働契約で労働条件、賃金が決まるはずなのに、全然違うところ(技能実習生が知らないところ)で決まっている。ブローカー(悪質な労働者仲介業者)によって契約ががんじがらめになっている。今後どのようにブローカーを排除していくのか」
と、前出の鳥井氏。外国人労働者受け入れ拡大の課題は山積みで、来年4月からの施行なんてとんでもない話。
会合後、国民民主党の山井和則衆院議員に話を聞くと、
「政府は目先のことだけしか考えていない。もっと丁寧で慎重な議論が必要です」
と早急な法改正に待ったをかける。
「外国人労働者の受け入れは14業種だけと政府は言いますが、今回の法案では、人手不足ならば上限人数なく全業種の受け入れも可能です。そんなことをしたら外国人と日本人で仕事を奪い合い、賃金が下がりかねない。外国人を受け入れる以上、日本を好きになってもらいたいですよね。
今の悪い労働条件のままでは技能実習の外国人はもちろん、日本人だってハッピーじゃない状況。人間らしい働き方ができる環境をきちんと整えて上限人数を設けて外国人を受け入れるべきです」(山井議員)
さらに、安倍首相の拙速な姿勢を批判した。
「移民国家スイスでは『我々は労働者を求めたが、やってきたのは人間だった』という作家の言葉があります。まさにその通りで、人間としての尊厳がきちんと守られること、これが約束できないのならば私は反対です」
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