またクレージージャニーでのお話です。アマゾンの食材に魅せられた料理人の方が仲間の料理人を引き連れてアマゾンへ入った時のお話。その集落の入村の儀式として「口噛み酒」を飲むというものがあり、それは大きな鍋の中の白い酒をひしゃくで掬ってお椀に入れられたものを飲むのですが、それは掬っているおばさんが口で噛んで吐き出して作ったお酒で、それを見ていたMCの誰かが「それを飲まなかったりするとどうなるの?」と聞くと
「それはそのあたりの村人は皆、鉈を持っているので全員で囲んで切りつけてくるでしょうね。」というようなお話になった。
全員一瞬で殺害。それが当たり前に行われる土地。風習や禁忌というものが日本の常識とは隔絶した土地というのはそこにあるわけで・・・・。ゾッとしました。
でもそうなのだろうと思います。文明からかけ離れたジャングルの中で親戚縁者だけで暮らしている孤立部族ともなれば他者に対する厳しすぎるほどの選別眼を持っていなければ生きていけないわけです。同族意識の強い単一国家の平和な日本の常識が通用するわけがないのです。生きるためには他者を簡単に殺す判断が出来ることが生き残る条件なわけですね。
ログインしてコメントを確認・投稿する