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2021年12月18日06:37

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ヤマタノオロチ

 ヤマタノオロチと言えば素戔嗚尊様が生贄にされそうなクシナダヒメを助けて八つの首を持つ大蛇を酒に酔わせて退治するという神話に出てくる大蛇ですが、私はこの名前を見るたびに暗い大きな山のあちこちに赤い火が燃えていて、それが八つ首の大蛇の目に見える光景が頭に浮かびます。
 その火は「野だたら」の製鉄のための炉の火であり、この神話は素戔嗚尊の製鉄を生業とする部族を支配下におさめたことを表すものだと信じています。
 暗い大きな山のあちこちに見える赤い火が大蛇の目の光と見える・・・そんな古代の光景が原初の人の生業の姿を彷彿とさせて趣深いです。鉄器を支配することはそれまでの青銅器や石器の武器を上回り、支配者にとっては大きな価値を持っていたのだろうと思われます。出雲の地はそういう製鉄の盛んな地だったのかもしれません。暗く黒々とした山に見える赤い八つの光・・・ヤマタノオロチは古代のロマンを強く感じさせます。このヤマタと言う言葉から「ヤマト」「大和・倭」という国の名が生まれたのではないかと私は勝手に推測しています。
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