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2021年03月01日22:08

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2月に観たもの

2月はなんといっても引越しに忙殺された。
さすがに準備に追われて余裕はなかったのだが、
1986年の公開当時見損なっていた『山の焚火』、
矢部太郎さんがゲストトークされるというので足を運んだ。

荷物の多さで引越しは朝から夕方までかかり、
トラブルも多くて満身創痍、全身筋肉痛となったけれど、
よくこれだけのものを運んで貰えたものだと思う。
片付いて行けば、あたりの眺めなど環境はそう悪くない。

23日(祝)に頼んでいたガス栓取り換えの工事が予想より早く終わり、
あ、これなら横浜に間に合う!と矢も楯もたまらずKAATに直行し、
当日券の三階席から『子午線の祀り』を見ることが出来た。

久々の歌舞伎座、うるわしい仁左玉コンビを千秋楽に拝めて満足。
と思ってたら、なんとこの日に四月公演の演目が発表された。
36年ぶりの仁左玉コンビ桜姫!チケットは取れるのだろうか?!

<映画>
・山の焚火(ユーロスペース)2月3日
連続講座「現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜」第5夜
https://arthouse-guide.jp/
昔うっすらとあらすじを読んだ覚えはあったけれど、
ドキュメンタリーのようにも見える映像の厚みに圧倒された。
創世記神話的なすごい作品。新鮮でまったく古びていない。
アフタートークの矢部さんの率直な感想も楽しかった。

<ステージ>
・子午線の祀り(神奈川芸術劇場)2月23日
https://www.kaat.jp/d/shigosen2021
2017年版を見た時の感動は忘れられない。
今回は梶原景時役が今井朋彦さんから吉見一豊さんに変わったが、
他はほぼ前と同じ布陣。
人数もコンパクトになり、場面カットも多少あったが、
ぎゅっと濃縮されたエッセンスは変わらない。
三日月のように細身の回転する円形の舞台は効果的。
萬斎@知盛の悲痛、前のめりの成河@義経の覇気、
若村@影身の深みに再び触れることが出来て嬉しかった。

・二月大歌舞伎第二部(歌舞伎座) 2月27日
「於染久松色読販」「神田祭」
https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/702/#cast
お染の七役は主要な登場人物をとっかえひっかえ一人が演じる
スリリングな早替わりが見どころなので、
土手のお六だけを見てもなぁ、というところはあるけれど、
鬼門の喜兵衛と並んでのお六の悪婆ぶりはユーモラスで楽しい。
このお二人は阿吽の呼吸で絶妙だから。
その後の神田祭は粋で綺麗な二人がいちゃついているのを見るだけで眼福。

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