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2020年12月14日17:00

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白い馬が勝った日

母校・関学が因縁の日大に勝利した甲子園ボウル、死闘のすえ五輪キップを手にした男子柔道、不可解な判定が続いたサッカーACL、渋野のしぶといラウンドが続く全米女子OP…いろいろとあったきのうのスポーツ界、なんといっても注目したのはソダシが日本競馬史上初の白毛馬G1勝利、世界の競馬界でも例がないという栄冠を手にしたこと。

ヒロインはまだ2歳の女の子、その走りっぷりはホントに若々しく美しい。パドックに出てきただけでいっぺんに周囲を圧倒する輝き、当たり前のことながら、レースのあいだじゅう遠くからでもその駆けゆく様子がくっきりと映える。ちなみに馬名ソダシの由来は”純粋・輝き”という意味のサンスクリット語だそうです。

JRA登録8000頭のうち10頭に満たない白毛馬。シラユキヒメに始まるこの母系、競馬ファンには以前からおなじみ。ただ戦績のほうはさっぱりでほとんど”イロモノ”扱い。この一族をなんとか花咲かせたいというオーナー(ディープインパクトの馬主)の熱意がようやく実り、手にしたこのG1勝利、父馬の馬名が”クロフネ”というのがなんとも面白い。

ひさびさのアイドルホース出現。この若きヒロインとの出会いを機に競馬の世界にハマるひとも多くなるのでは。楽しみな次のレース、粉雪舞う季節に走る彼女も見たいけど、やっぱり大目標は来年4月の桜花賞。桜の花びら舞う仁川のコースを走る彼女のすがたは絵になることまちがいなし。ぜひナマで観たいと思っております。

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