ポンジュノのアーリーワークスがあったのでレンタル。支離滅裂、白人色、フレームの中の記憶を観る。時のヒト、それゆえにこうしたものも発売されているんだ。そういえば、かつてもハルハートリーが時のヒトだったころ、初期の短編集がDVDで出てたな。いまじゃ、ハルハートリーと言っても、はぁ
るはーとりーと言われてしまうぐらい忘れ去られている感じがしてしまう。支離滅裂って4つのエピソードで成り立ってるのか。大学教授のハナシだけではなかったのね。初期の三作品、ポンジュノはテレビのニュースをけっこう出したり、動物をけっこうだしたりしているんだな。汚染のニュースのあったり、インテリの批判あったり、社会的弱者への親和ある眼差し、と、その後に表していくもの、もうここでたくさん出てくる。最終盤のメセニーのギターのような音色音楽が出てくるとこ、映像構成がとてもよかった。落ちてる指を拾うの、リンチからインスパイアされたのかな。アントニオーニ的なサスペンス空間って、俯瞰で雑踏の路地を表せば生まれるのか、と気づかせられた。
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