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2020年07月29日17:09

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ぼくの『大地』後日談

 7月13日のミクシィ日記で、リモート配信で三谷幸喜さんの新作舞台『大地』を堪能したことを書いたが、性懲りもなく最後の抽選に応募した結果、ぼくは外れて妻が当たり、ぼくが行くことになった。前から3列目。ありがとう、妻よ。
 やはり生舞台の臨場感は素晴らしかった。俳優陣のまばたきや息づかいまできっちり見えた。ぼくの席は舞台に向かって左側だったのだが、物語上、大泉洋さんが左側に立って台詞を言う場面が結構あった。5メートルと離れていない距離で大泉洋さんを長く観られたわけで、感激した。
 コロナ対策で、入場の際は靴の裏と手のひらの消毒があり、ロビーには白衣を着た医療スタッフと思しき女性が二人立っていた(この徹底ぶりのせいか、客席は静まりかえっており、ちょっとした咳払いもとても緊張した)。
 それほどナーバスにならなければならない状況下、中止も危ぶまれるなかでの上演に、舞台人魂がひしひしと伝わってきて涙ぐんでしまった。
 もちろん、新しくなってからの初めてのパルコ劇場を味わえたのもうれしかった。
 
 ところでぼくは、この舞台の前にアップリンク渋谷で映画『21世紀の資本』を観た。
 ぜったい観たいと思っていた映画だった。上映時間が10時35分〜12時24分。そこから徒歩6分でパルコ劇場に着き、12時30分開場、13時開演。奇跡のような時間配分である。これを逃す手はない。
 映画は同名のベストセラーの著者であり経済学者のトマ・ピケティ氏が自ら出演し、現代の格差社会がいかにして成立していったか、そしてそれを今後阻止するためには何をすべきかを古今東西の映像を駆使して語っていくという作品だった。ピケティ氏は、格差を縮めるためには、アップルなどの大企業から税金をたくさん取ることだと言っていた(と思う)。
 それは実にうなずける意見だった。
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