何を当たり前な・・・と思われるかもしれません。嫌、そうでもないぞと思われるかもしれません。今、病禍は全ての人に平等に襲い掛かっています。感染症の前にはどんな人も平等に危機を得ていると言ってもいいかもしれません。
昨晩中学時代の夢を見ました。中学時代同じクラスにいじめを受けている女の子がいました。容貌が優れない女の子で、そのために皆からいじめを受けていました。こんなことを言うと自分を弁護していると取られるかもしれませんが、私は加担しませんでした。私は小学校時代にいじめを受けていた立場だったので、とてもではないですがいじめをする気持ちにはなりませんでした。影に回って助けるような立場をとっていたように覚えています。
彼女を見ていて感じたのは「人って皆同じ価値を持っているんじゃないのか?」という思いでした。容貌が優れなくても、そんなものは人の価値に何の意味も無いと思っていました。それは私がたくさん本を読んでいたからかもしれません。それらの本の中に繰り返し書かれていたのは、どんな人にも、どんな動物にも同じ「生きていく権利と価値」があるということでした。
今、感染症の前に私達は無力で佇んでいます。コロナウィルスでさえも自分たちが生き延びていくために症状を出さずに潜伏して保菌させる生存戦略を立てて生きています。
人も、全ての生き物も同じ価値を持っている・・・そのことが今、目の前に描き出されています。いじめが繰り返される人間社会の構図を自然が叱り飛ばしているようなそんな気がします。
ログインしてコメントを確認・投稿する