子供のころを考えると

　小さな子供のころを考えると、どう考えても何かに守られていたとしか考えられないことが多いです。特に男の子なんて馬鹿なことばかりやってしまっていましたから、事故や事件にならないほうが不思議なくらいだったのに何故だか毎日無事に済んでいました。

　神様や仏様やご先祖様が日々守ってくださっていたに違いないと思います。私達の親の世代は毎日日々の生活に追われていて子供の事なんてほとんどほったらかしだったように思います。それなのに塀の上を走り回り、空き工場に忍び込み悪戯の限りを尽くしているのに私達は毎日そんな怪我もせず普通に飛び回っていました。
　あれは何かが守っていてくださらなくては生きていけなかったような気がします。運がよかったなんて言う言葉では納得できないほど子供のころの無茶というのは飛びぬけているものです。

　子供のころの私を守ってくださっていた皆様本当にありがとうございました。きっとまだ私は何か世の中に為さねばならないことが残っているのかもしれないのかなと思います。いつも思います。きっと世の中の役に立たなくなったらすぐにお迎えが来るんだろうなぁと。