mixiユーザー(id:8666179)

2019年07月24日23:23

320 view

《舞台》天と地と

25mほど先。前方から歩いてきた男性が崩れ落ちるように倒れ、左頭部を歩道アスファルトに打ち付けた。
近くを歩いていたカップルと若者、そしてサラリーマンたちが介抱しようと近づくが、どうしていいかわからないように戸惑っている。
少し歩きを早めて、生まれたばかりのその集団に入り込み「救急車呼びますか?」と、倒れているおじさんに、或いは介抱を始めた若者に問うてみた。
頭を強打し、意識混濁のおじさんはもとより、心配そうに取り囲んでいる人たちにディシションの言葉は聞こえてこない。そりゃそうだ。これは独断で119危険・警告
ひよこ「火事ですか、救急ですか?」のルーティン。
救急車であること、倒れた当時のこと、現在の様子、近くの目標物を伝え、自分自身が到着まで待つこととした。
約束の時間はあったが、まだ余裕もある。お互い様。
倒れたおじさんが意識を取り戻し、若者と会話を始めた。
ひとつだけ聞いておく。「血圧は高いのか?」
答えは高い。
ただ、倒れた原因は左足にできたマメの痛さで倒れ込んだと、出血した頭を抑えながら話している。おでこに3つの大きなコブをつくり、さらには頭部からの出血。重傷とはいえないまでも、かなり痛々しい。
サイレンが近づき、車道で手を振って救急車を招き入れる。
119から到着まで8分。
なにかの情報誌で読んだが、救急車の平均到着時間7分にほぼ近い。
ただ、待っていた身のおいらには長く感じた8分間。
負傷したおじさんは、3人の救急隊員に抱えられストレッチャーで運ばれた。
ブタ「なにかありましたら、のちほど連絡しますので」
携帯の番号も名前も最初のコールで告げてある。
その後、なんの連絡もないので大事無く治療を終えられたのだろう。
最後まで付き合ってくれた若者にお礼を告げ、お互い前と後ろに歩き出す。
この若者、とても冷静に介抱にあたっていたが、その気持ちがとてもかっこいい。

イベント舞台レビュー
フォト
『美しく青く』(シアターコクーン)★5.
淡々と淡々と日常の叙情劇が続いていく。幕間もなく、ただただ小さな町の小さな人々たちが演じる2時間15分。
そこにいくつかの重荷と、大倉孝二というエンターテイナーが加わっただけで、この感動はどういう事だろう。
赤堀雅秋からの魔術に掛けられて、今もまだ抜け出せない。
タイトルがいい。「美しく青く」。
舞台で演じている現実には美しくもなく青くもない。ただ一つのシーンだけを除いては。

この舞台の特長的な仕掛けは場面転換の暗転シーン。客電を灯して、次なる幕へのプロローグへとフロアのアイルをステージ替わりにキャストがやってくる。
舞台の上だから小さいと思っていた向井理の顔が、ほんの1m先に現れてなお小さい。
多分、おいらの5分の1。
田中麗奈のヒステリックな演技さえ、掃除機をかける姿にリアリティを見出した。

ナイロンや野田地図や新感線に慣れ過ぎた演劇を、今夜、あっさりとクリンネスされちまう。
シアターコクーン立ち見ありの評判通り。

フォト
『グッド・ピープル』(博品館劇場)★1.
方や★1.のトニー賞日本版。
脚本脚色で、これほどまでにデリカシー無きステージが作られるものなのか。
はしたない差別的なワードと、耳を塞ぎたくなるほどの無神経な世間話。冗長としか伝えられない舞台転換の無駄な時間。
そもそも、個人的に「怖くて意地悪な女性」が大の苦手。近くにかような人がいたとしても、こちらは別のステージに移って傍観したい。同じレベルでは感覚を共にしない。

名女優・戸田恵子の魅力は廃れ、村上弘明の説明口調な台詞回しに虫唾が走る。
第一部で出て行きたかったが、結末を観るのも怖いもの見たさの感性か。
珍しく、というよりも初めてかも知れないカーテンコールはもとよりキャストアップも見ないまま、終幕と同時に退館を決めて、博品館のエレベーターを貸切で下りていく。

さすがは客席穴埋めの激安チケット大バラマキ。
鑑賞したことすら忘れたい。



目かっこいい。ソース顔の特徴7つ
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=60&from=diary&id=5718516
15 12

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2019年07月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   

最近の日記

もっと見る