三女が個人旅行に出かけて不在なので、連日「夕食は外で」
今日はワイフさんの仕事場近く・新丸子で待ち合わせてまずは駅近の銭湯へ
《丸子温泉》
下駄箱に下足をしまい男湯・女湯それぞれの扉から中へ入ると、昔ながらの番台。
番台のご婦人は年の頃、30代。70〜80歳代がデフォルトの番台界では超若手の部類。
おいらのシックスパック(自称)をあとで、見せつけてあげよう。
さて、入浴代470円×2人分をお支払いする。
「PAY PAYで
」
「使えません
」
「LINE PAYで
」
「使えません
」
「ダイナースカードプラチナで
」
「使えません
」
スマホをくりくりしている合い間に、視線を前方にあげてみるが、梅干しくっつけたばあさんばかりが目に入る。まだまだ粘らないとダメだ。
「じゃ、小切手で
」
「使えません
」
「天皇陛下10万円金貨で
」
「使えません
」
「じゃあ、1万円札で
」
粘ってみたが番台の向こう側で蠢いているのは、相変わらず梅干し印のお婆さんばかり。納豆とともに、梅干しが苦手な理由がここにある。
唯一、年下の女子(当社比)を見つけたと思ったら、ワイフさんだった。
カネカエセ。
地下160mから湧き出した鉱泉を源流とする黒湯の温泉に浸かるのは、おそらく地元の自治会長。
湯温44度の浴槽に15分も浸かりきっている。早く、おいらも入らせろ。
自治会長が出てから浸かってみたが、あち(熱ぃ)〜よ。
2分も浸かってられない
結局、下駄箱での待ち合わせ時間の15分ぐらい前に入浴を終えて更衣室へ向かうと、番台から声が掛かる。
おっ、これは番台おねえさんから、ウワサの2階の貸切風呂へのお誘いだな(妄想)。
フリチンを振り乱して、声のする番台へ向かうと、
「ご夫婦でいらっしゃった方ですよね。奥さまがいま、上がりましたと
」
「向こうはいま、どんな感じですか?」
「ご主人と同じような感じです(←すっぽんぽん)」
「ずいぶん早いね〜
」
向こう側に通るような大声でワイフさんに向けて話してみた。
「えぇと、…違いますけど…」
違うのか
誰やねん。
番台のおねえさんが夫婦違いをしていたようで、見ず知らずのすっぽんぽんなご婦人に声を掛けてしまったとさ。
約束の時間まで、まだ少しある。
もう一度だけ44度の熱湯風呂に浸かって、470円の入浴料のモトを取る。
夕食前だったので、定番のコーヒー牛乳はいただかず、地元老舗の銭湯をあとにしよう。
番台のおねえさんに「先に出ますと、伝えておいてくださいな
」と告げると、
「奥さまももう出られますよ
」と、実況中継。
よくできた日帰り温泉ばかりでなく、こんな昭和の銭湯もたまにはいいものだ。
番台さんの仕事もいろいろと大変そうなので、今度ボランティアで手伝ってあげることにしよう。(←懇願)
武蔵小杉から新丸子へ向かう道すがら、実は結構大きな稲荷神社が鎮座する。
こんなに近くに住んでいながら、人生初奉拝。
境内には108匹のキツネがきままな姿で参拝客を迎えてくれる。
本殿は荘厳な「九棟流れ造り」。富士塚も美しく、明日からの富士旅行、否、富士出張の無難成功を祈願する。
美術館拝観記を書くつもりだったのに、なぜだか銭湯モード。
今夜は梅干しのナイトメアにうなされる
東京都美術館、トラブルへの対応について謝罪 漫画家・峰なゆかさんが殴られたとツイート
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=5667590
ログインしてコメントを確認・投稿する