罪を憎んで人を憎まず。と言う言葉があるが、
実際難しい。
仏教にては、様々な罪がある。
悪口や両舌、綺語などもある。
怒りや貪り、愚痴もある。
これらは、毒のように、脱し難い。
醜く、不浄であるし、人の憎むところでもある。
しかし、脱し難い。
密教の明王は、降伏の主だが、本性は慈悲である。
難伏を伏せるのは、智慧が偉大でなければ、成らない。
しかも、衆悪は満ちている。
確かに、暗黒より光明に向かう人はいる。
光明より光明に向かう人もいる。
暗黒から暗黒に向かう人、また、光明より暗黒へ向かう人もいる。
言葉を慎み、孤独でいる方が賢い。
寂しさは確かにある。そういう時に、仏界を念じられれば良い。
人に騙されることは多い。
しかも信じて生きるしかない。
仏界を念じるのが賢い。
そうして、自度をとる。
もし法を分かち合う者があれば、それは幸福である。
得難い神器のようなものだ。
更に、僧界にも、驕りや怠惰がある。
たまに起きて、凄まじい行を成しもするが。
毎日コツコツと成すべき。
法を信から、受けるのは、得難き法器である。
更に増長させるは、得難き仏器である。
各々は、あまり成せることは無い。
この声も、一部にしか届かない。
しかし、存在しえるのは、得難きの値遇があるからだ。
これを見るあなた方は、まさに仏器である。
自度をとるべし。
必ず成るべし。諸仏を信じよ。
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