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2018年12月30日21:10

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記録更新

 映画に目覚めた中学二年からずっと、手帳に観た映画を記録してきた。だから自分が一年間に観た映画の本数も調べられる。今は手元に過去の手帳はないが、自己記録はたしか一九九四年の百四十数本だった。週に三本弱観た計算になるわけで、こんなにたくさん観ることはこの先ないだろうとそのときは思った。
 それが今年、ぶっちぎりで更新されることになった。百九十二本。週に四本弱の計算となる。
 こんなすごい事態になった原因は明白である。ネットレンタルである。昨年の秋に『沈黙』を観たのをキッカケに火がついてしまった。朝はカフェで、日によっては昼休みもカフェで、夜は帰宅途中の電車の中で観ることもあった。iPadを入手したとき、サイト閲覧はもちろん、地図を見るのが大好きなので、グーグル・マップという世界地図をいつでも見られることがうれしかった。今はさらに映画館を持ち歩いている心境である。
 ここ数年に公開された映画はもちろん観た。『サウルの息子』や『セールスマン』『ゴッホ最後の手紙』『スノーデン』『追憶の森』『エイミー』『ザ・シークレットマン』などである。しかし中心となったのは、機会があれば観たいと願っていた古い作品である。『ボブ・ディラン 我が道は変る』『ボブ・マーリー/ルーツ・オブ・レジェンド』『冷血』『マラソンマン』『黒い十人の女』『黒部の太陽』『ヒポクラテスたち』などである。
 すでに観ているけどもう一度観たい映画もずいぶん観た。『市民ケーン』『ゆきゆきて神軍』『ミンボーの女』『エイリアン1、2』『黒の試走車』『妻は告白する』『天国と地獄』『生きものの記録』『秋日和』『アメリカン・ビューティー』『ディパーテッド』『地獄の黙示録』などである。
 言うまでもなく、たくさん観ることはエラくも何ともない。年間十本しか観ていなくたって深く理解する方が大切かもしれない。だがぼくにとって映画を観るというのは食事と同じで、しばらく観ないと腹ペコに陥ってしまう。
 今年は満腹になれた。

はみだし
 今年最後に見た映画は『ハート・オブ・ダークネス』。町山智浩さんの『地獄の黙示録』の解説をyou tubeで見て、本編はもちろん、このメイキング映画も観たくなって購入してしまった。原作のジョセフ・コンラッド著『闇の奥』まで読んだ。
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