今朝は冷たい雨が降っています。本当なら雪になるはずなのにそれでも雨です。
南米チリ沖のエルニーニョ現象のせいなのでしょうか。昔の江戸時代あたりの人たちなら「今年の冬はやけに雪が遅いねぇ。」なんて気楽に喜んでいたかもしれません。現代の何でも、遠いところのことが簡単にわかるというのも良いものなのか悪いものなのかよくわかりません。
昔も殺人事件や虐待事件、悲惨な事件というのは全国であったのだろうと思います。けれど昔は今のようにマスコミなどという情報網はなかったので、人はみんな自分の住んでいる狭い地域の中で平和に暮らしていたのだろうと思います。現代は遠いところで起きた悲惨な事件がすぐ隣で起きたかのように目に耳に入ってきます。これが精神的にも肉体的にも良いことなのかどうか甚だ疑問に思います。
知らぬが仏という言葉がありますが、これを良い意味に捉えるか悪い意味に捉えるかなのかもしれません。人は知りすぎる状況というのはある意味回避していったほうが良いのかもしれません。
アマゾンやボルネオの未開地にテレビもラジオも知らないで暮らしている部族民の方達のほうが精神的には私達よりはもっと幸せなのかもしれません。
良いことも悪いことも知りすぎるということの功罪は多々あるように思われてなりません。
ログインしてコメントを確認・投稿する