今の時期、あちこちのスーパーでは笹が持ち込まれ、願い事を書いて飾れるようにテーブルに短冊とペンが置かれている。
家の近所のスーパーで、どんな願い事が書かれているのかついつい短冊を見てしまう。これほど面白いものはないのだ。
「たいこがうまくなりますように」
「ホルンがうまくなりますように」
「ネコカフェになれますように」
いかにも小学生っぽくてほほえましい。
「字がもっとうまくなりますように」
これも小学生っぽい文字で書かれていて、そう願うのも頷ける汚い字だったが、ぼくの願いと同じである。
「良い人が現れますように」
これは大人の文字で、抽象的すぎて笑いがこみ上げてきた。
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