七分咲きの侍

【WBC準決勝　日本　１−２　アメリカ】　一発勝負の試合そして最後までどちらにころぶかわからない展開の末に僅差のスコア。まあここまできたら誰も責めることをできないなあと。もちろんそれは精神面だけでなく、戦術的・技術的なレベルにおいても。そう、やることはすべてやりつくしたという感触。少なくとも同じく準決勝敗退に終わった前回大会よりは、ずっと悔いのないすがすがしい気持ちが残ったような印象だけどどうでしょうか。

ひょっとしたら今回はアメリカまで行けないかもと思っていた。東京ドームで終わりだと。1次ラウンドはまだしも、キューバ・韓国・台湾（大会直前までは間違いなくこの顔ぶれになると思っていた）相手にした2次ラウンドで上位2チームに残るなんてことは至難の業だと思っていた。ところが韓・台は1次でよもやの敗退、そしてキューバは以前のキューバにあらず。日本代表を見てると、甲子園大会にきてからぐんぐん力をつけていく高校野球部、そんな感じを抱いてしまった。

小久保監督は退任の意向らしいけど、大会運営面はともかくチームとしては4年後への反省とか課題とか、そんなものはとりあえず考える必要はなし。また4年後に向けて一度リセット、ゼロから積み上げていけばいいのでは。こんどはその前年に全試合ホームゲームのオリンピックが待っているわけだし・・・とかなんとか言ってうちに休むまもなく来週末からペナントレース開幕、さあこんどはこちらで一喜一憂の日々が待っているということです。