『
死霊高校』
アメリカ版『学校の怪談』とも言われる『パラノーマル・アクティビティ』『インシディアス』のプロデューサーが仕掛けるPOVホラー映画。
「またか」という印象も受けるが、『パラノーマル〜』を学校に移した感じで、もう完全に手法が優先している感じがする。
20年前、高校の演目『絞首台』であってはならない事故があり、20年後に再び同劇を行うことになったことから怪現象が起こる。
<死霊高校>ということ邦題から想像つく展開だが、とりあえず
怖さは音響効果が絶大。
タイミングの外し方や音量の大きさと、演出の特質は音にあるといってもいいかも。
心臓の悪い人は要注意!
劇の本番前夜にセットを台なしにしようとイタズラ目的で学校に忍び込むアメフト部のリース、悪ふざけでカメラを回すライアン、その彼女のキャシディの3人。そのうち誰か一人でも感情移入できる描き方がされていたら違ったのかもしれないが、基本的に自己中のバカばっかり。(笑)
鍵を握るのは、舞台のヒロイン役ファイファーか。リース憧れの彼女の登場でオカシナ雲行きに…。
もしも深夜に乗り込まなかったら起きなかった事件なのだろうか?
それならば本番で起きる“予定”だったのだろうか?
「絞首台」が堂々と舞台に設置してる時点で誰もが展開は予想がつく。
問題はそこに至るまでの見せ方で、最初の芝居練習が伏線になっているのはアイディアもの。
POV映画ではあるが、カメラで撮影するために対象者に向けるのではなく、夜間のライトとして使うというあたりも理由づけの工夫は見られる。
ただ…願わくば、
“お約束”でもいいから女性陣のお色気シーンがあって欲しかったな。いや、あるべきだ。(野郎のはいらない…笑)
試写会@ワーナー・ブラザーズ試写室
音響がいいので眠気が吹き飛ぶ!
8月22日より公開。
ログインしてコメントを確認・投稿する