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2014年02月04日16:32

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879 国鉄現金輸送用荷物車

写真1と2はマニ30形マニ30 2003、1971/9/7国鉄東海道本線大阪駅。
1948年日本銀行は太平洋戦争後のインフレーションの為に発行量が増大した紙幣を日銀各支店への運送に備えて、私有車両としてマニ34形マニ34 1〜6を新製しました。
1962年荷物扉が大型化され、外観が変わりました。
1964年冷房化、後に電気暖房化されマニ34形マニ34 2001〜2006。
1970年マニ30形マニ30 2001〜2006へ改番。
1981年までに新造されたマニ30形マニ30 2007〜2012(外観は全く異なる、50系新型客車に準ずるもの)に置き換えられて廃車。
セキュリティーが重視される現金輸送車マニ30形は、荷物室側の妻面は写真1のように貫通扉が無い、車掌室と荷物室の間に扉が無い、荷物室と荷物扉には窓が無いという特殊な外観を持っていました。この荷物車の在籍や運行に関わる情報は、国鉄内部でも秘密扱いだったようです。

写真3はマニ44形マニ44 2009、国鉄東海道本線大阪駅。
1978〜1983年に老朽化したマニ60形やマニ36形などの置換用として、パレット輸送用のマニ44形マニ44 2001〜2161の161輌が製造されました。
1986年のダイヤ改正で荷物輸送が廃止されると本来の用途を喪失し、殆どが廃車となりました。
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