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2012年05月28日21:30

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677 2012年初夏の大会 1

例年どおりオルゴールの愛好家団体「MBSI 日本支部」の初夏の大会が諏訪湖の畔で開かれました。

今回は1970年代には世界シェア90%を占めていたオルゴールメーカーであった三協精機(現在の日本電産サンキョー株式会社)の技術者を招いてセミナー。以前の諏訪大会では戦後すぐに、アメリカ兵へのお土産用としてオルゴールを開発した時期を重点的に話してもらいました。今回はその後のオルゴールから発展して行った開発の事例を貴重な参考品や試作品の現物を例に話していただきました。

写真1はアンティークのディスク・オルゴールをお手本にして高級ディスク・オルゴールを開発しようとした試作機です。オルゴールは1台だけの試作、ディスクはアメリカ国歌の1枚だけ手作り。背後に写っているのは開発を担当した技術者の方です。後年にオルフェウスとして実ったディスク・オルゴールの揺籃期。

写真2はオートマタ(自動人形)の試作品、優れたシリンダー・オルゴールを内蔵していて高さが30センチぐらい、手や体が音楽に合わせて動く美しい人形です。

写真3は50弁クラス(長さ約15センチ)で手回し式のシリンダー・オルゴール。演奏のテンポを変えられるスグレモノ、でもとうとう市場には登場しなかった。2台横に並べて連結するとサブライム・ハーモニーなんちゃって〜ェ、これはホシイィ〜。

この他にここには載せられない HOT! な試作品もありました。試作品を大変な費用を投じて作っても、世に出るのはほんの少しなんですね〜。
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