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2006年07月21日00:52

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すもも祭り

7月20日は府中の大國魂神社のすもも祭り。
http://www.ookunitamajinja.or.jp/matsuri/sumomo.html
今年初めて足を運んだのは、からす団扇が欲しかったから。

黒地に白い光のような輪郭でからすが浮かびあがる四角の団扇。
白地の左方に薄墨がぼかされ、
その境目にくっきりと黒い烏が飛ぶ扇子。
数週間前、新聞に写真入りで紹介されていたのに惹きつけられた。
五穀豊穣、悪疫防除のご利益がある縁起物で、
この祭りに限って頒布される護符だということ。
シンプルで素朴なデザインがとても良いし、
500円とお手軽な値段も嬉しい。

仕事を終えてから行ったので神社へのケヤキ並木を歩いていると
6時半を回ってしまった。でもまだまだ明るい。
天然記念物の並木だけあって立派な太い木を多く見るが、
あとから植えられた成長途中の木もある。

浴衣姿の二人連れもちらほら。
長い参道のあちこちから屋台の食べ物の匂い。
灯りのように明るく吊る下がったすももの甘い香り。
いかにも初夏の祭りらしい浮き浮きした雰囲気。
すべてが緑の天蓋の下で気持ちいい。
お参りをすませて帰る人たちの手にした団扇は、
5本、6本とたくさん束ねられているものも多かった。

参道の長さといい、狛犬や拝殿の古び方といい、
大層立派で長い歴史のある社だということがひしひしと感じられる。
拝殿の両脇で団扇は頒布されていたが、
扇子のほうはすでに売り切れ表示。残念。
と思っていたら、その代わりのように「暗闇祭り」の
神輿渡御を描いた扇子が出されていたので購入。
この祭りは5月5日。昔は深夜に神輿が到着することから
「くらやみ祭り」と呼ばれたらしい。

「燃えよ剣」の冒頭、多摩時代の土方歳三が
この府中の祭りにやってきて艶っぽい場面があったなと
思い出しながら帰途についた。
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