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2011年07月09日21:16

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541 新しいオルゴール工房

オルゴールの修理を手掛けているAさんが工房を移転したというので、新しい工房を見物してきました。

建物は堺市の郊外にある小さな貸し工場、小さな作業場の建物が何棟か建っている中の一角。隣の作業場は空っぽ、不景気で工場を閉めたところが続出とのことです。建屋はトタン張りの質素なものですが、中身は珍しいものや優れたオルゴールがあってとても楽しい空間でした。

写真1は修理の終わった素晴らしいマンドリン・オルゴール。オルゴールはマンドリンのような連続音を出すのが苦手で、同じ高さの音を6本とか8本(1オクターブでは50〜60本必要)準備して次々と鳴らすのです。その編曲も素晴らしいが、メーカーは不詳。

写真2は目立たない小型のロングケース・クロックでしたが、時報を聞いてショック。とても柔らかいノーブルな音でウエストミンスターチャイムを鳴らし、そののちに上品なゴングの音が時報を告げます。こんなに素敵な時報は他では聞いたことがありません。

写真3は工房の片隅にあった椅子。若干修理が必要ですが、きれいなエンボスのついた革張り。そのほかに骨董品のメトロノーム、背の高い(3.5mぐらいか)ロングケースクロックでディスク・オルゴールが組み込まれたもの、壁掛け型のディスク・オルゴールなどなど。

散らかっているけれども、落ち着く空間。時折鳴り出す時報と音楽。気が向けば高価なオルゴールを演奏。いいですね〜、クラフツマン志望だった私にとっては理想の職場。

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