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2010年12月14日02:00

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『GODSPELL』舞台の流れ

一応今回の舞台の流れをまとめてみました。
まだ二回しか観ていないので、完全には程遠いのですが、
エピソードと曲の順番はだいたい大丈夫だと思います。

パンフレットに載っている一部の台詞や、
耳にくっきりと残っている台詞や歌詞はあるものの、
覚えていないところは、角川文庫の『新約聖書』や、
日本聖書協会の『聖書』(1964)を参考にしているので、
実際の舞台上での台詞とは言い回しが違うところも多々あり。
歌詞はまだまだなので、ほんとに一部だけ。
あくまで舞台鑑賞のよすがにするための叩き台。
また今後分ったところは修正していきます。
しかし著作権の面から言っても、
正確とはいえないものをすべて載せるつもりはありませんので、
骨格のみだということは悪しからずご了承ください。
基本的にこれは私個人の覚書です。

・オープニング
各人ばらばらに登場(最初は明星さん)
『Day By Day』サビ部分だけの静かな輪唱
創造主があらわれて告げる

「僕は神 そして王
星々や宇宙のその軌道を創り
夜に月を 昼に照らす太陽を
さまざまな木々が育ち
大小関わらずすべての生き物が
繁栄する地球をも作った
命と そして死を」

「僕が植物を植えたこの善き庭に
人間を庭師として任じ
人間たち自ら新しい生命(いのち)を創造することを命ずる」

♪『Tower of Babble』
さあ 私を裁き この身を
罪と呼ばれる血で染めるがいい
たとえそれでも 歩む道は一つ
命尽きようとも
聞こえるか アテネの民よ

♪入り組んだラビリンス 潜り抜ければ
見えるはず 分るはず
そう そこに何があるのか

*パイプオルガンの音
♪『Prepare Ye』
今こそ迎えよう主を
今こそ迎えよう主を

・洗礼者ヨハネの活動(マタイ3章7-12)
「このおろかな毒蛇たちよ。
この報いから逃れられると誰が教えた。
悔い改めるのだ。
アブラハムの子孫などとつけあがるな
神はそこに落ちている石ころからでも
アブラハムの子をお造りになれるのだ。
斧がすでに木の根元に用意されている。
良い実をつけない木はすべて切り倒され、火の中に投げ込まれる。
私は悔い改める者に水で洗礼を授けている。
だがまもなく私よりはるかに偉大な方がおいでになる。
その方がお前たちを精霊と火で洗礼してくださる」

・イエスの受洗(マタイ3章13-15)
「洗礼を」
「私はむしろあなたに」
「だめだめ。さあ今は神の思し召しにしたがおう」

♪『Save The People』
救われし日は いつでしょう
小さな花が 朽ち果てぬように
どうか光を 祈りを
大いなる御心で 導きたまえ
God save the people

小さな罪が罪を招き
それでもいいかと心が問う
空が答える 違うと
山が言う そうじゃないと
神の言葉で
God save the people

父なる神よ 救いの日は
かよわき彼らが救われる日は
永遠は儚く 命こそが尊く
汚れなき心で
God save the people

救いの時が 救いの日が
絶望という闇から 希望という光で
導き照らすでしょう
祈りを 願いを
God save the people

・律法について(マタイ5章17-20)
「僕が来たのは、モーゼの律法と預言を葬るためではない。 
むしろその思いを完成させるために来たんだ。
天と地が消える時まで、律法の一言一筆たりとも消えることはない。
もし神の法を破る者がいれば、
その者は天国で最も卑しい場所を与えられるだろう」

だから宗教的儀礼ばかりを重んじる偽善的態度では…

109「態度では?!」
「あなたは天国に行けないでしょう」

・やもめ女と裁判官(ルカ18章1-8)【寸劇:眞美×ジーザス】
一人の裁判官が居た。
神の言葉にさえ耳を貸さない男だ。
同じ町に未亡人が住んでいた。
夫を殺した疑いを持たれている女だ。
未亡人は裁判官を度々訪れて、しつこく頼みこんだ。
「助けて下さい。私は無実です。どうか私の潔白証明して!」
神の言葉にさえ耳を貸さない男は、
長いこと相手にしなかったが、ついにこう考えた。
「この女のしつこさで私がへとへとになるまえに
会って話だけでも聞いてやるとするか」
「聞いた?こんな裁判官でさえそう言うんだ。
神は昼も夜も嘆き続けている人の潔白を証明して下さらないのだろうか?
大丈夫。神はちゃんと証明してくださる。すぐにでも」

・パリサイ人と税金徴収人(ルカ18章9-14)【寸劇:転球×長谷川】
慎み深きものこそ褒め称えられるだろう。

・悪しき僕の譬(マタイ18章23-35)【寸劇:明星×アフロ】
王と家来
借金返済を巡る懲罰
「そう、神は君たち一人一人が心から許し合わない限り罰を与えるんだ」

♪『Day By Day』
Day By Day
Day By Day
祈り願おう
近付ける事
触れられる事
そして愛す事
Day By Day

*小道具でルービックキューブ登場

・姦淫(マタイ5章27-30)【寸劇:眞美×天辺】
「先生、あの淫乱女を懲らしめて来ます」

「いいかい、君の右目が誘惑に負けたら、
そんな右目は投げ捨てるんだ。
全身地獄に投げ込まれるより、一部を失うほうがいいよね?!」
「…はい」
「もし右手が罪を犯したら、右手を切り捨てるんだ。
全身地獄に投げ込まれるより、一部を失うほうがいいよね?!」
「…わかりました」

・復讐(マタイ5章38-39)
「目には目を。歯には歯をと言うけれど、僕が言いたいのは…」
「悪い人間には手向かうな。
だからもし右の頬を打たれたら…左の頬も差し出すんだ」

・怒りについて(マタイ5章21-26)
「兄弟に対して怒りを抱くものは裁かれる」

・善きサマリア人(ルカ10章30-37)【寸劇:夏希×天辺ほか】
追い剥ぎに襲われて倒れている男を、
僧侶も判事も見て見ぬふりをして通り過ぎたが、
旅の途中のサマリア人は親身に介抱してやった。
三人のうちだれが被害者の隣人だっただろう。

・愛敬(マタイ5章43-47)
「愛だよ、愛。敵を愛せ」

・施し(マタイ6章2-4)
「君たちが困っているひとを助ける時には、
誰にも気付かれないようにこっそりとやるんだ。
右手でしていることを左手が気付かないように」

*つぶされたコーラの缶をもとに戻し、コップに注いでみせるジーザス

「人は気付かなくても、天の父は見ていてくれるんだよ。
見ていてくれる。
ひけらかしてはいけない」

・金持ちとラザロ(ルカ16章19-31)【寸劇:桜井×あや他】
贅沢に遊び暮らしていた金持ちと、その残飯で空腹を満たしていた貧しいラザロ。
しかし死んだあと、ラザロはアブラハムの居る天に送られ、
金持ちは地獄に送られる。
「お前は生きている間、良いものを独り占めしていた。
ところがラザロには悪いものしか与えられなかった。
今、ここでラザロは慰められ、お前は苦しんでいる。
そして我々とお前たちとの間には大きな溝があるので、
こちらからそちらへは行きたくても行かれないし、
そちらから我々のほうへ来たくても来られない」

♪『Learn Your Lessons Well』
罪人たちが ぽかんと口を開け
列を作ってる
彼らはまだ知らない 膨大な質問事項
すべて答え見つけられなきゃ
あっという間 地獄行きさ
口を揃え言うだろう
学んどくべきだった

・愚かな金持ち(ルカ12章16-21)【寸劇:眞美×天辺】
「今の蔵を取り壊して、もっと大きいのを建てよう。
そこになんでも全部しまいこめばいい。
あいつ、いいもの持ってんじゃんと言われるな」
「愚か者。もし今夜お前が死んだら、貯め込んだお金や富は
なんの意味もなくなってしまうのだぞ」

♪『Bless The Lord』
偉大なる主よ
神の恵みを
あなたの慈悲を すべてを
賛美します

降り注ぐような 限りない愛
貧しく乾くこの心を
潤してゆく 癒してゆく 

・思い煩うな(マタイ6章25-34)
野の百合
「食べ物の事や着る物の事で思い悩んじゃいけないよ。
命は食べ物より大事で、身体は着る物より大事でしょう」
「明日は明日が救ってくれる」

・幸いの詩(マタイ5章3-10)
「心の貧しい者は幸いだ 天国はその人たちのものであろう」
「悲しむ者は」
「なぐさめられるだろう」
「従順なものは」
「地を受け継ぐだろう」
「平和を作り出すものは」
「神の子と呼ばれるだろう」

 *ユダ「たとえ裏切られようと あなたは救われる」

♪『All for the Best』
右向きゃ行き止まり
左は谷の底
ため息は庭のオリーブの木を枯らし
いつの間にか腰は曲がり歯は抜け落ちる

心予報 雨のち雨
豪雨に要注意
でも忘れないで 
天国では 晴れのち晴れる

ユダ)
生まれた時から何一つ不自由はなく
望んだら苦労せずかなう人もいる
散らばった札束を積み上げりゃ
その高さ世界一
朝から乾杯
昼寝はふかふかのソファさ
夜が来りゃぽかぽかのベッドでおやすみ
でもうらやむな 
天国では 晴れのち晴れる

 *歌の途中でのやりとり)
・裁くな(マタイ7章1-5)
「なぜ人の擦り傷ばかりみて、
自分の大怪我を見ようとしないんだ」
「この偽善者!」
「目のなかの梁をなくすんだ。
そうすれば兄弟の目のなかのおが屑もよく見えるだろう」

ユダ「ちょっと待てよ!答えになってないじゃないか」
ジーザス「質問に答えるなんて言ったっけ?」

「裁かぬものは裁かれぬ。差別したがる者は己が差別されるでしょう」

・種蒔きの譬(マタイ13章3-9)【寸劇:全員 語り部:みや】
ある旅人が種をまきに行った。
道端に落ちて、鳥に食べられてしまった種(天辺、明星)。*鳥:長谷川
岩地に落ちて、根を張ることが出来ず枯れてしまった種(転球)。
茨のなかに落ちて、育たなかった種(眞美)。*茨:アフロ
でも良い土に落ちた種はすくすくと伸び育ち、実を結んだ(桜井、耕平、夏希)。
「種とは何のこと?」
「赤ちゃん!」
「うん、違うよ」

♪『All Good Gifts』
あなたの愛は 絶えることなく
祈りは巡るよ 蕾となって
差し伸べる手は 求める手に
惜しむことなく 与え続ける

・宝は天に積め(マタイ6章19-21)
「そう、すべては天からの贈り物なんだ。
だから宝は天の国に蓄えるんだ。
そこに心があるのだから」

・放蕩息子の帰還(ルカ15章11-32)【寸劇:アフロ×桜井×天辺ほか】
「お父さん、僕は神様に対しても、お父さんに対しても罪を犯しました。
もう息子と呼ばれる資格はありません。
ですからどうか召使いとして雇ってください」
「早く行って一番上等の服を持ってきて着せてやれ。
手には指輪をはめ、足に靴をはかせろ。
肥えた子牛を引いてきて、すぐに御馳走を作るのだ。
さあ、祝いだ、お祭りだ」

・黄金律(マタイ7章7-12)
「パンを欲しがっている人に石をあげる人はいるかな?
魚をせがむのにヘビを与える人は?
困ってる人には良いものをあげるんだ。
そうすれば天なる父はきっと、君たちにもっと良いものを下さるだろう」
「いつでも、他の誰かにしてあげるんだ。
自分がしてもらったら嬉しいと思う行いを。
これが律法と預言なんだ」

♪『Light of the World』 
この世の光は
この世の光は
君たちなんだ
そう 君がいなきゃ何も見えない
だから輝いていて

大切なものほど
影に隠れて見えなくなるから

(ここで10分間の休憩)

第二幕
眞美「さあー始まりますよー」 

♪『Turn Back, O Man』 
ねえ 待って 戻ってきて
女はいつも置き去り
あなたは王座に就き
生まれた朝を思い出す
行かないで  
Turn Back, O Man
愚かなことはやめて

ジーザス)
嘆きは はるか遠く
喜びへ誘(いざな)われ
すべてを諭すでしょう
神の御心に寄りそい
愛ゆえに 人は一つと

*舞台中央で真正面から睨みあうジーザスとユダ
(ユダ下手、ジーザス上手、明星さんがその間)

行かないで 
Turn Back, O Man.
今すぐ 引き返して

*舞台上に現れたパリサイ人たちとの問答
パリサイ人:仮面を付けた転球、夏希、耕平

・神か人か(マタイ21章23-27)
「ずいぶん楽しそうにやっているな。
それは神の御心に従ってやっているのか。
それともまさか自分たちの欲望に従ってやっているのか」
「ずいぶん面白いことを聞くね。
それでは僕の方から逆に君たちに聞こう。
洗礼者ヨハネの言葉は神からのものか、それとも人間からのものか」
「…神からだと答えれば
『では何故ヨハネを信じなかったのか』と言われるな」
「人間からだと答えれば、民衆から反発されるだろう。
みんなヨハネを預言者だと信じ込んでいるんだから」
(三人で相談したあげく)
転球「神」と言ったとたん、
残り二人「わかりません」
「では僕もあなたたちには答えない」

・二人の兄弟(マタイ21章28-32)
「あなたたちはどう思う。二人の息子を持った父親の話だ。
ある日、この父親が『今日は葡萄園で働いて欲しい』と言った。
一人は『はい』と答えたが、実際には働きにいかなかった。
もう一人は『行かない』と断ったものの、あとで思いなおして働きに出かけた。
この二人のうち、どちらが父親の心にかなっただろう」
「二番目」
「税金徴収人や娼婦は、あなたたちより先に天の国に入る。
ヨハネが道を説いたのに、あたたたちは彼を信じなかった。
しかし税金徴収人や娼婦は彼を信じた」

・皇帝への税金(マタイ22章15-22)
「先生、あなたは正直な方のようなので伺います。
皇帝への税金を納めることは正しいでしょうか、正しくないでしょうか」
「税に納めるというお金には何が描かれていますか」
「シーザーです」
「ではシーザーのものはシーザーに返しなさい」

・最も重要な掟(マタイ22章34-40)
「律法のなかで一番重要な戒律は何ですか」
「心を尽くして神を愛すること。
自分と同じように隣人を愛すること。
すべての律法と預言は、この二つのことを基に書かれている」

・パリサイ派批判(マタイ23章1-12)
パリサイ人たちは先生と呼ばれることが好きなのだ。
君たちは人から先生と呼ばれることを求めてはいけない。
君たちは兄弟同士で、君たちが先生と呼ぶべき人はただ一人。

♪『Alas for You』
許しがたき 権力振りかざす者よ

・エルサレムのために嘆く(マタイ23章37-39)
ああ、エルサレム、エルサレム。
預言者を殺し、神の使者を石打ちにして殺した町よ。
雌鳥が雛を翼で抱きかかえるように、
私はこの町の人たちを何度私のもとに呼び寄せようとしたことか。
だが、お前たちはそれに応じようとしなかった。
そのために、お前たちの家は見捨てられてしまう。
お前たちは、もう決して私に会うことはない。

・終末の兆(マタイ24章4-8)
「気をつけるんだ。多くの者が僕の名を騙り、
自分がキリストだと言って人を惑わすだろう。
そして小さな罪が罪を招き戦争が起こり、
また、至る所に飢餓や地震がおとずれるだろう。
しかし、全ては新たな生命(いのち)を生み出す為の苦しみなんだ」

・その日は突然来る(マタイ24章36-44)【寸劇:全員】ノア:明星
その日、その時がいつ来るかは誰にもわからない。
天使も、そして神の子さえもそれを知らない。
知っておられるのは、ただ天の父だけだ。
だが<人の子>が来る時とは、ノアの時に似ている。
あの大洪水が起こるまで、人々は毎日、飲んだり食べたり、妻を娶ったり、
娘を嫁がせたりの生活を送っていた。
そして、ノアが箱舟に乗り込んだあとでさえ、
(ノア「73%の降水確率だ!」)
何が起こるか知らずにいた。
そこへ大洪水が襲って、ありとあらゆるものを押し流してしまった。
<人の子>が来る時もそれと同じようなものだろう。
「どんな時も心の目を閉じてはいけない。
救い主はいつやって来るのかわからないのだから」

・罪なき者まず石を擲て(ヨハネ8章3-11)
「先生、この女は夫がありながら別の男と逢瀬を重ねていたんです」
「そういう女は石で打ち殺していいとモーゼの律法にありますよね」
「君たちのなかで、一度も罪を犯したことのない者が、
この女に石を投げるがいい」
「誰かお前に石を投げた者はいたか?」
「…いいえ、誰も」
私もお前を責めたりはしない。
さあ行きなさい。これからはもう二度と罪を犯してはいけない」

*女に白いハンカチを渡すジーザス

♪『By My Side』
行かないで こごえたこの手を 
あたためて欲しい この手を
地平線の向こう 美しく青い大地が
染まりゆく場所
あなたのぬくもりを求め
どこまでもどこまでも ついてゆく
共にはるかな道のり

・ユダの裏切り(マタイ26章14-16)
イスカリオテのユダは、聖職者のところへ行き、
「彼をあなたがたに引き渡したら何をくれますか」と聞いた。
聖職者たちは銀貨30枚を支払った。
その時からユダは、密告しようと静かにその時をうかがっていた。

・最後の審判(マタイ25章31-46)
救い主が天使とともに栄光の座に着き、
すべての人々を集めて二つのグループに分ける。
羊飼いが羊と山羊を分けるように。
羊は右で、山羊は左に。そして右に居るものに言う。
「君たちは永遠の命を手に入れるだろう。
君たちは私が餓えている時に食べさせ、乾いたときに飲ませ、
宿なしだったときに宿を貸し、着るものがないときに衣服を差し出し、
監獄で病気だった時に世話をしてくれた」
「主よ、確かに私は彼女が困っていた時、食べさせたり飲ませたりしました」
「彼女が宿なしだった時、宿を貸したりました」
「けれどいったいいつあなたに?」
「私以外のものにしてやったことは、私にしたことと同じなのだ」
そのあと、王は左側の者に向かっていう。
「私たちから離れ、永遠の火のなかに入れ。
お前たちは私が餓えたときに食べさせず、乾いたときに飲ませず、
宿なしだった時に宿を貸さず、監獄で病気だった時に助けなかった」

*眞美「主よ!あなただと分っていましたら、
シアトルスタイルのコーヒー浣腸バーで行われるドラッグクイーンの
ライブチケットをおさえましたのに」

♪『We Beseech Thee』
罪深き声を 
おろかな この声を
告白を どうか聞いてください
御教えにそむき 悪の道に迷って
気付いた過ち 聞いてください
さあ歌うんだ 愛の歌を
さあ歌うんだ その心で
奏でよ 今

この世のすべてはあなたの愛
さあ歌うんだ 愛の歌を
その心奏でよ
御心のまま

*ユダが鏡を持ってきて、皆で顔のペイントを落とし、
ジーザスは一人一人と抱擁する。
(『Day By Day』のInstrumentalが流れる)

・ある弟子の裏切りを予告(マタイ26章20-25)
「言っておくことがある。
この中の一人が私を裏切ろうとしている」
「それは私ですか?」とそれぞれが順に聞くなかで、
最後に残ったユダが立ち上がる。
「まさか、私だと言うのですか?」
「早くやるんだ。君のやるべきことを」

*ヘアバンドを外し、走り去るユダ

・最後の晩餐(マタイ26章26-29)
「さあ、食べるんだ。これは僕の身体。
さあ、飲むんだ。これは罪の許しが得られるようにと
多くの人のために流す僕の契約の血。
僕は今から後、もう飲むことはない。
天の国で再び君たちと出会うその日まで」

♪『On the Willow』(詩篇第137篇1-6)
ヤナギの木に灯る灯は
儚くも この命刹那の灯りよ
掛けられた竪琴の音が嘆く歌
この罪は消えゆくだけ
それは消えゆくだけ
やがて涙となって流れても 
月日は過ぎるだけ

・ゲッセマネの祈り(マタイ26章36-41)
「みんなここに居てくれ。
目を覚まして 僕と一緒に。
僕は悲しみのあまり死んでしまいそうだ」

*しかし皆、すぐに寝入ってしまう。

♪ヤナギの木に灯る灯よ

「父よ出来ることならば、
この苦しみの杯を私に与えないでください。
ですが、私の思いのままにではなく、御心のままに」

*戻ってきて、皆が寝ているのに愕然とするジーザス。

「お前たちはこのひとときでさえ
私と一緒に目を覚ましていられないのか。
目を覚まして祈るんだ。
心がどんなに燃えていても肉体は弱いのだから」

・ペテロへの警告(マタイ26章31-34)
ペテロ=転球
「私はあなたの弟子だということで、たとえ死に追いやられても
決してあなたを知らないとは言いません」(寝たままうとうとと)
「…お前はきっと私を知らないと言うだろう」

「父よ、飲まずにいられない杯であるならば
すべてあなたの御心に委ねます」

・悪魔の誘惑(マタイ4章1-11)
「もしお前が神の子なら、その石ころをパンにしろ」
「人はパンだけで生きているのではない。
神のひとつひとつの言葉で生きているのだ」
「もしお前が神の子なら、神が天使たちに命じて
この輪の中から救い出すだろう」
「そんなふうに神を試してはいけない」
「もしお前が望むなら、この世のすべてのみならず、
永遠の命さえも与えよう」
「悪魔よ去れ!」

・捕縛(マタイ26章47-54)
「時が来たようだ」
やってくるユダ。
「友よ。為さねばならぬことをせよ」
葛藤の末、ユダは警笛を吹き鳴らし、ジーザスを連行してゆく。
ユダが口ずさむのはジーザスと共に歌った『All For The Best』の一節。
半ば気がふれたようなユダ。

♪生まれた時から不自由もなく
望んだら苦労せずかなう人もいる
でもうらやむな 天国では晴れのち晴れる

慌ててあとを追い、剣をかまえるペテロに向かって叫ぶジーザス。
「剣を捨てるんだ。剣に生きる者は剣によって死ぬことになる」
「私がそれを望めば、天なる父は
どんな軍団にも勝る天使達を遣わしてくれるだろう。
だが、私はそれを望まない。
もし私がそれを望めば、伝令者達の言葉は葬られ
永遠に完成することはない!」

・イエスの死(マタイ27章)
十字架にかけられ、苦痛の末に息を引き取るジーザス。
♪『Finale』
Oh God 私は
Oh God 血に染まります

(Oh God あなたは
 Oh God 血に染まります)

Oh God 私は
Oh God 死にゆく

(Oh God あなたは
 Oh God 死にゆく)

Oh God 私は…

(Oh God あなたは
 罪を背負って 神のもとへ)

♪『Prepare ye』
もっと近く もっと確かに
永遠に 愛を
今こそ伝えよう 愛を
今こそ伝えよう 愛を

*歌が終わった時、ジーザスはかっと顔を上げて復活する
暗転

『Tower Of Babble』の明星さんの歌い出しの一節。
物語の最初の位置に戻ったように。

*自殺しているユダ
暗転

カーテンコール
♪『Beautiful City』

Out of the Ruins and Rubble
Out of the Smoke
Out of Our Night of Struggle
Can we see a Ray of Hope?
One Pale Thin Ray reaching for the day

We can build a Beautiful City
Yes, We can, Yes, We can
We can build a Beautiful City
Not a City of Angels but We can build a City of Man

光閉ざされた夜がある
何も見えなくて 不安に震えた
でもそれでも 
今日もここに居るんだ
確かな強い心で 
今日も歌ってるんだ
愛にあふれた 美しい町で

どんな暗闇でも
いつか差し込む ひとすじの光で
やまぬ愛で

We can build a Beautiful City
Yes, We can, Yes, We can
We can build a Beautiful City
Not a City of Angels but We can build a City of Man
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