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2007年01月02日02:29

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2007年元旦

今年の元旦も概ねいつもと同じように過ごした。
おだやかな日で何よりだった。

初日の出にはこだわらないので、ゆっくりと起床。
お雑煮を用意し、お屠蘇を飲み、手作りおせちを食べる。
うちのお雑煮の具は超シンプルで、おもち、大根、人参、小松菜くらい。
おせちは黒豆、きんとん、田作り、お煮しめ、なます、昆布巻き、かまぼこ。

きんとんは毎年息子の担当で、彼が練り上げ、裏ごしにかける。
色付けのためのくちなしの実は近くから取ってくる。
これを入れると独特の匂いがする。
栗は入れず、甘納豆を加える。
こうすると甘納豆もしっとりした煮豆のようになり、きんとんにも甘みが加わる。
なますは大根主体に人参少々、ゆずと昆布を細切りにして加える。
昆布巻は手抜きで、既成の鰊入りのものなど買ってきて切るだけ。
かまぼこはどうしてお正月前に、普段買う安いものが店頭から消えてしまうのでしょう。
一本千円近いなんてあんまりだから、ついつい安めのものにしてしまう。

甘いものとしては黒豆ときんとんで十分なので、伊達巻はつくらない。
ローストビーフだのチキンだの、肉っ気とは無縁。
そういうスタイルは母の手作りおせちをそのまま踏襲している。
母の作っていたものだけを作り、それ以外のものは加えていない。
あ、もっとも母のおせちには数の子はちゃんとあったけれど、
うちは息子がほとんど箸をつけないので用意しなくなってしまった。

おせちを食べたら近くの氏神さまに初詣。
二社くらい回って、付属の庭園を散歩して外食して、
元旦は映画の日でもあるから、何か一本くらい必ず見る。
今日は「武士の一分」を見た。前評判通りの良い作品。
清々しくてお正月に見るにふさわしかったが場内は空いていた。
なんとなくまだうちに帰りたくなくてもう一本。
「鉄コン筋クリート」は逆に若い子が多く混んでいたが、
最初話に入っていけず、前半はうとうとしてしまった。
後半はきちんと見ましたけどね。どうも絵があんまり好みじゃなくて。
でもこの世界の造形はすごい。もろに私好みのさびれたあやしい街。
もし現実にこんな場所に足を踏み入れたら、私は興奮して写真を撮りまくり、
路地という路地に入り込み、帰ってこれなくなるだろう。
主役のクロとシロの声が二宮くん、蒼井優ちゃんだという前知識はあったが、
他にも舞踊家の田中泯、伊勢谷友介など、錚々たるメンバーに驚いた。

夜は息子と二人で百人一首。これも毎年の恒例。
今年一番の変化は、母におめでとうを言えないこと。
年賀状がこないこと。事情を知らない若干名からは届いたけれど。
そう言えば息子に届いたメール年賀には笑った。
喪中だと伝えてあるので考慮したのか「新年あけました」とだけ。
「おめでとう」を言っちゃいけない、でも挨拶はしたいと考えて
こうなったのでしょうけど、やっぱり収まりが悪い。
「a happy new year」であるべきところを「a new year」と言っただけという感じ。
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