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2007年01月01日23:50

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2006年観劇記録

1月 ・新春浅草歌舞伎(昼夜) [浅草公会堂]
   ・レ・ミゼラブル [梅田芸術劇場]
   ・十二人の優しい日本人 [シアター・ドラマシティ]
2月 ・二月大歌舞伎(昼の部) [歌舞伎座]
3月 ・狂言劇場・その参(A・Bプロ)[世田谷パブリックシアター]
4月 ・ライフ・イン・ザ・シアター[世田谷パブリックシアター]
   ・父帰る・屋上の狂人  [シアタートラム]
5月 ・タイタス・アンドロニカス [彩の国芸術劇場]
   ・アマテラス(鼓童・玉三郎)[世田谷パブリックシアター]
7月 ・歌舞伎座鏡花特集(夜叉ケ池/海神別荘/山吹/天守物語)
   ・ロミオとジュリエット(韓国劇団・木花)[シアターX(カイ)]
・トリスタンとイゾルデ(ク・ナウカ)[国立博物館庭園]
9月 ・KATANA(森山開次舞踊公演)[青山スパイラルホール]
   ・オレステス [シアターコクーン]
10月 ・奇跡の人 [青山劇場]
10月末〜12月
   ・tick, tick...BOOM!
  [世田谷パブリックシアター/光が丘IMAホール
   防府公会堂/しが県民芸術創造館/横浜BLITZ]
11月 ・RENT [東京厚生年金会館]
12月 ・ロープ [シアターコクーン]

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・新春浅草歌舞伎(昼夜) [浅草公会堂]

1月の浅草新春歌舞伎は中村勘太郎・七之助兄弟でのお軽・勘平の昼夜入れ替わりという贅沢。本役は勘太郎の勘平に七之助のお軽だろうが、勘太郎くんのお軽も情があってとても良かった。勘平は言うに及ばず。彼は何をやってもきちんと歌舞伎の匂いがして好きだなあ。七之助も綺麗なのだけど、華奢で現代的な感じがしてしまう。玉三郎がもっと若い頃「フランス人形のようなお軽」と評されたのを思い出す。

・レ・ミゼラブル [梅田芸術劇場]
・十二人の優しい日本人 [シアター・ドラマシティ]

「レミゼ」初体験はひょんなことから大阪で。
人から譲り受けたチケットだったので、昼は上の梅田芸術劇場でこれを見て、
夜は下のドラマシティで「十二人」を見るという強行軍。
しかも夜行バスで大阪入りし、合間には近くの銭湯に入り、
夜の芝居を見終わったあとさらに夜行バスで山口県の実家に帰るという無謀さ。
これを強行軍と言わずして何と言おうか。
ともあれ、見応えあって面白かった。

・二月大歌舞伎(昼の部) [歌舞伎座]

玉三郎と菊之助の「二人道成寺」は素晴らしかった。
菊之助もまさに時分の花だが、玉さんのうつくしさは超人的。
私はこのひとの道成寺が大好き。風にたゆとう花びらのような舞。
以前現・勘三郎さんの道成寺を見て、
なんてかどかどがきっちりしてるんだろうと違いに驚いた。
玉さんの道成寺はさながら草書の書き文字のように句読点を感じさせず、
さらさらとゆく。

・狂言劇場・その参(A・Bプロ)[世田谷パブリックシアター]

萬斎さんの狂言は出来るだけ見たい。瓜盗人が面白かった。
しかしお父様の万作さんの憂いも素晴らしい。
以前観た「川上」の不条理な悲劇が忘れられない。

・ライフ・イン・ザ・シアター[世田谷パブリックシアター]

藤原竜也くんと市村正親さんの二人芝居。
もう少し期待したのだけど、やはりこういう楽屋の裏話というのは肌に合わなかった。
私が見たいのはドラマティックなドラマなのであって、
カタルシスが感じられない欲求不満だけが残った。

・父帰る・屋上の狂人  [シアタートラム]

草なぎ剛くんの舞台。これも友人のつてで手に入ったチケット。
彼の飄々とした演技も良かったけれど、
両作品で弟役をきっちりと演じた勝地涼くんの存在感に驚く。
若いのに上手い子だなあ。今後も期待大。

・タイタス・アンドロニカス [彩の国芸術劇場]

タイタスは小栗旬くんが楽しみだったが、
やはり非情な悪人というにはまだまだ若い気がした。
麻美れいさんは素敵!この人はいつもゴージャスな存在感がある。
舞台美術の大胆なうつくしさには堪能させられた。
それにしてもタイタスだって娘だって傲慢だったのだから、
悲運も自業自得という気がする。

・アマテラス(鼓童・玉三郎)[世田谷パブリックシアター]

玉三郎さんのアマテラス。
布の使い方など、目を楽しませる工夫はあったものの、
やはりメインは鼓童の太鼓だから、ドラマというよりパフォーマンスで
ちょっと物足りなかった。鉦を使ったコミカルな動きの部分が面白い。

・歌舞伎座鏡花特集(夜叉ケ池/海神別荘/山吹/天守物語)

歌舞伎座で鏡花四作品一挙上映!こんな夢のような企画が実現しようとは。
鏡花の天守物語を玉さんが演じたのを高校生の頃TV放映で見てから、
私の人生は変わったのだから。
金沢の鏡花文学記念館が募集していた舞台感想文にも応募してみた。
佳作となり、冊子に掲載されたのは記念。

・ロミオとジュリエット(韓国劇団・木花)[シアターX(カイ)]

韓国の舞踊劇団による韓国版ロミオとジュリエット。違和感なく溶け込めた。
日本人が赤毛物のスタイルで恋の愛のというよりも、
激情的な台詞は韓国のほうが合っている気がする。
民族衣装も良かったし、ジュリエットも小娘の感じがあって可愛かった。
男優がもっと私好みだったらさらに感情移入できたのだけど…。

・トリスタンとイゾルデ(ク・ナウカ)[国立博物館庭園]

雨中のク・ナウカ公演。
足袋も着物の裾もずっぷりと水を含んではらはらしてしまった。
でも初演の青山円形劇場の時には息が詰まるようでぐったりしたものだが、今回はずっと気持ちが楽だった。
恋に落ちた二人にはお互いだけしか見えていない。
沖縄とアイヌの民族衣装が彼らの異文化をくっきりときわだたせて良かった。

・KATANA(森山開次舞踊公演)[青山スパイラルホール]

森山さんのダンスは本当に独特。初めて生で見たが緊迫感が凄かった。
これは「祈り」だと思う。

・オレステス [シアターコクーン]

竜也くんのギリシャ悲劇。
悪かろうはずはないのだが、女優さんには大いに不満。
コロスと水の演出もちょっとくどいと思う。
そしてあのラストは受け入れられない。

・奇跡の人 [青山劇場]

田畑智子さんのアニー・サリバン。
まだまだ小娘のアニーの悲惨な境遇が胸にこたえた。
全体にさっさと進む、きびきびした舞台で好感が持てる。
石原さとみちゃん、がんばっていたけどヘレンのイメージとはちょっと違ったような。

・tick, tick...BOOM!
  [世田谷パブリックシアター/光が丘IMAホール
   防府公会堂/しが県民芸術創造館/横浜BLITZ]

耕史くんによるジョナサン・ラーソンの自伝的作品。
これほど連続して観た舞台は初めて。
彼の思い入れの深さ、曲への共感がひしひしと伝わってきた。
三人のハーモニーも素晴らしい。
続けて観た来日公演の「RENT」と相俟って、ラーソンの生涯に思いを馳せた。
映画を観たあとだったので、理解しやすくてよかったが、
こういう歌はやはり舞台ならでは。

・ロープ [シアターコクーン]

一年の舞台見納めとなった野田さんの新作。
ずっしりと重い。直球、しかも剛速球。
りえちゃんは素晴らしかった。ほかのすべてがかすんでしまうほどに。

ステージということでは、他にも落語とコンサートがある。

<落語>
「桂吉弥のお仕事です」は春夏秋冬皆勤した。
せっかく東京にいらっしゃる時には出来るだけ伺いたいから。
何度か伺って、握手もツーショット撮影もしているおかげで
顔を覚えていただけたのが嬉しい。

しばらくごぶさただった巣鴨での志の輔さんの落語会にも
4月、5月、7月、11月、12月と行くことが出来た。

<ライヴ・コンサート>
山本耕史くんとK.D earthのライブにも
5月の日野、12月の函館と足を運んだ。
氷川きよしくんのコンサートは4月の大宮へ。

大変な年だった割には結構あちこち出かけたものだ。
でも私から観劇、映画を取ったら衰弱してしまう。
たんぱく質やビタミンと同じく、私に欠かせない栄養素。
今年も栄養補給しつつがんばりたい。   
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