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2006年11月17日22:14

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「Super Stars」(レスリー・キー写真展)

表参道ヒルズのレスリー・キー写真展「Super Stars」を見てきた。
http://www.super-stars.net/index2.html
写真家レスリー・キーはシンガポール生まれの男性。
ファッション誌「VOGUE」などで活躍し、ナオミ・キャンベルなど
各国・各界のトップスターにレンズを向けてきた方だとか。
1994年に来日し、日本語を学び、2005年12月26日をもって、
それまでのニューヨークから東京へ拠点を移し、
現在はアジアのスターたちを精力的に撮っているらしい。
山本耕史くんが来年演じるロック・ミュージカル
「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」の
衝撃的な宣伝写真の撮影者として、つい最近名を知ったばかり。

会場のスペースO(オー)は、じぐざぐとスロープを下った底のほうにある、
いまひとつなじみにくい場所。
入り口をくぐると、数人がこちらを見つめているのでぎょっとしたが、
視線はやや上向き。
振り向くと上にあるスクリーンに、撮影風景の一部が流れていた。

何度も何度もジャンプしてポーズを決める役者。
何回も何回も切られるシャッター。
私がちょうど目にしたのはチェン・ボーリン(陳 柏霖)のシーンだった。
あ、台湾映画の「藍色夏恋」の少年役だった子。この子の顔は好き。
でももう成長して、つい先頃の「シュガー&スパイス〜風味絶佳」では
夏木マリ演じるかっこいいおばあちゃんの恋人役を演じるほど青年になった。
時のたつのは早いもの。

一人一枚(一部は連続写真などもあり)の写真は、
半円状にぐるりと観客を取り巻いていた。劇場という感じ。
こちらを見つめている彼らの顔は生き生きと躍動している。
<アジアのスーパースターが一同に集結>といううたい文句通り、
チャン・ツィイーやチェ・ジウやペ・ヨンジュンなど、
アジア映画好きでよく行く私には見知った顔が多くて楽しかった。

でもよく見ると普段のイメージとはちょっと違う、新鮮な表情のように思える。
内田有紀も桃井かおりもいつもと違う人に見えた。
中村獅童の、やくざ映画の1シーンめいた番傘さして裾を割った着流し姿や、
伊勢谷友介の真っ赤なボディーペインティングも印象的。
俳優だけではなく、スイマーや格闘技、相撲取りまで
それぞれの存在感で迫ってくる。

ヘドウィグの宣伝写真を最初に見たとき、
かなりきわどいような気がしてどきっとしたけれど、
こうやって全体的にながめると、ぎりぎりの挑発的なポーズをとったり、
裸体に動物の毛などをからめたりするのは、
この撮影者の一貫したスタイルだとよく分かる。
決してきわどさを狙ったものではなく、
いままでにないものを引き出すための手段なのだろう。

一番のお目当て、山本耕史くんのヘドウィグ扮装写真は、右手中段。
正面きってちょっと不敵な笑みを浮かべている。
女装の性転換シンガーの役にしては、結構男っぽい精悍な表情。
右側の空きスペースに緑の文字で大きく「Stage」とあり、
下に小さく<Stageは汗、Stageは息、Stageは血、Stageは鼓動、
Stageは命、ステージは…無…  Koji Yamamoto>とあった。
撮影日は2006年9月2日。写真の題名は『Reborn of the New Hedwig』。
新しいヘドウィグの再生。来年の舞台が待ち遠しい。

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