5月に観たもの

＜映画＞
「台湾巨匠傑作選2021侯孝賢特集」（K's Cinema）
https://www.ks-cinema.com/movie/taiwan2021/
・フラワーズ・オブ・シャンハイ（海上花）5月4日
・台湾新電影時代　5月8日
・冬冬の夏休み　5月9日
・珈琲時光　5月28日
殆どの映画館が臨時休館している中、特集上映を続行してくれたK's Cinemaに感謝。
4月に引き続き通い続けた。
初見のフラワーズ・オブ・シャンハイはあまり好みではなく
ちょっと退屈してしまった。
朱天文著「侯孝賢と私の台湾ニューシネマ」をちょうど読み始めていたので、
ドキュメンタリー「台湾新電影時代」はそれを思い合わせながら興味深く観た。
「冬冬の夏休み」は久しぶりに見て、本当に珠玉の作品だなあとしみじみ。
語り過ぎないドキュメント風の作風が素晴らしい。
細かいところ忘れていたので新鮮。
「珈琲時光」も公開以来の再見。
今見てもヒロインは結構身勝手で共感しにくいけれど、
神保町や有楽町の今は無きロケ地（エリカやももやなどの名喫茶店）を
見るだけでも貴重で満足。
頻出する都電やお茶の水の風景と言い、侯孝賢監督の鉄道愛があふれている作品。

＜ステージ＞
・NODA・MAP第24回公演「フェイクスピア」（東京芸術劇場プレイハウス）5月28日
https://www.nodamap.com/fakespeare/
舞台の高橋一生の素晴らしさを実感。
作品は素晴らしかったのだが、白石加代子さんに異変あり。
途中から台本を手にしての演技となったことに驚き、心配で集中出来なかったのが残念。
どうもこの日だけのことだったらしい。
不安なまま観たものが記憶されるのは無念なので、リベンジを誓う。

＜展覧会＞
・日本民芸館 改修記念名品展I（日本民藝館）　5月2日
〜朝鮮陶磁・木喰仏・沖縄染織などを一堂に
https://mingeikan.or.jp/exhibition/special/
この時期でも開館していた貴重な展覧会。
久しぶりにじっくりと見て回って、素朴と洗練の粋を堪能。どれもしみじみ良い。
旧館の雰囲気に合わせ、床を大谷石に、壁を葛布張りに改修した新館も素敵だった。

・スポーツと子どもの本（国際子ども図書館）　5月15日
https://www.kodomo.go.jp/event/exhibition/tenji2021-01.html
緊急事態宣言下、博物館美術館が立ち並ぶ上野のお山も臨時閉館ばかりの中、
図書館だけは開いていて、展示も見ることが出来た！

・荒井寿一コレクション川瀬巴水展 （平塚美術館）5月22日
http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/page14_00239.html

・鏑木清方と鰭崎英朋　近代文学を彩る口絵　
〜朝日智雄コレクション（太田記念美術館）5月30日
http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/kiyokata-eiho21

＜散策＞
・八幡山の洋館
http://hiratsuka-yokan1906.jp/
川瀬巴水展を観るため初めて歩いた平塚で遭遇。
薔薇の庭が眺められる可愛らしい洋館だった。