漫才コンビのお話ではありません。私の母が聞いた不思議な話です。私の母がディサービスで知り合ったおばあちゃん仲間に久しぶりに電話したところ「かまいたちに噛まれて病院に運ばれて傷を縫った」ということを聞かされたとのこと。
母は「かまいたち」のことを知らないで「そんな動物がいるの?」と聞いてきた。私は「それは妖怪の名前だよ。そんな動物は現実にはいないよ。」と答えました。
水木しげる先生の妖怪大辞典によると強い風が吹いて突然痛みも何も感じないのに足などにパックリと傷が出来て出血するというのが「妖怪かまいたち」の仕業だと書かれています。美濃・飛騨地方や新潟の山間部などに出たとされる記述が残っていて山間部に吹く特殊な風による真空現象が正体かもしれないと言われています。
母の知り合いのおばあさんは奥能登の出身だそうで、もしかしたら奥能登の一部には今でもかまいたちの伝説が残っているのかもしれません。あまめはぎという有名な妖怪も奥能登には残っていますからね。
ログインしてコメントを確認・投稿する