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2020年11月19日22:41

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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ/ウォルト・ディズニーの約束

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツおもしろかった。ワイエスやホッパーをアメリカ人が好きなのは(って日本人も好きな人多いと思うけれど)、自身の孤独の投影なのかな、と思うけれど、頑固なまでに自己主張をする(例えば息子の世話にならんとホームレスになったアメリカ人をニュースで見たけど、あれってそれを感じさせる)インディヴィジュアルに自ずとそれが表されるのかと思っていたけれど、この主人公もフィンチャーのソーシャルネットワークのザッカーバーグと同じように相手を蹴落としてアメリカンドリームになるところあるけれど、最終盤の部屋のなか鏡の前に立つ主人公の姿がホッパーぽかったけれど、アメリカ人が抱え持つ孤独はあれなんだな、と思わせられる。蹴落とすのは好きではないけれど、日本人的従順よりもあの孤独の方が好きである。
P。S。
奥さんも孤独にさせるしマクドナルド兄弟もズタボロにさせるしで、でも、ある種のハッピーエンド。奥さんは金持ち友達がいるサロンそして落ち着いた生活が好きだし兄弟は保守的だし、プラグマティストである主人公としてのリベラルな在り方に共感を持たせるのかな。フィンチャーが描いたら、もっと孤独の意味を掘り下げるかもしれないけれど、それを天下のマクドナルドは許すことはないのだろう。


ウォルト・ディズニーの約束おもしろかった。邦題の意味が分からないが、原題の方がまんま適切である。ジョン・リー・ハンコックのスタイルがそういうことではなく、マクドナルドとディズニーを描いたからそうなったんだろうけれど、契約と交渉とアメリカの夢がファウンダーと共通に表されている。しかし、ファウンダーのドライなのと違って、こちらは古き良きハリウッド的な感動−家族愛と救済–を与える。とは言っても、ウォルトディズニーはしたたかなビジネスマンの性格も見せている。トムハンクスとジアマッティが出てきただけで、夫人の閉じこもりの心をほぐすんだろうなとストーリーの先が見えてしまう。けれど、エマトンプソンもファウンダーのキートンと同じように彼女自身の理念に忠実に行動するのは気持ちよく、ハンコックの信じるプラグマティズムがそこに表さられているように思える。



     ベッドタイムストーリー





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