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2019年05月22日21:56

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1258 アンデスのチャンカイ・レース

母校である関西学院大学の構内に博物館があります。正門から入ると真正面に見える時計台の建物で、建設当初は図書館でした。大学図書館には南米のアンデス山脈一帯で栄えた古代文明が作り出した染織品のコレクション(紀元前からインカ帝国まで)が収蔵されています。

今回の展観はペルー中部海岸のチャンカイ川流域で、10〜14世紀に栄えていたチャンカイ文化におけるレースが中心になっていました。写真1は展示、写真2はレースのクローズアップ、写真3はレースを編むのに使用された道具です。

レースに使われた糸はとても細く、作られてから500年以上経過していますが、保存状態は極めて良いと思います。

今回の展観は入場無料、写真撮影OKと、とても気前の良い企画です。ランバス・チャペルで毎年開催される無料の古楽演奏会と並んで、あまり有名でない文化にスポットライトをあてる素晴らしい活動でしょう。学生さんの見学が少ないのは残念です。

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