総ての悟りは、ありのまま、正見に基づく。
無常無我も、苦集滅道も、諸法無我も、諸相虚妄も、
ありのままの見方にして、正見である。
また、
慈悲を原動力とする。
煮詰めると、正見、内省、慈悲であろう。
言葉なく瞑想するを、実直三昧と言う。
今までの瞑想より来たり、我の芯を求める。
そのようなものがあった。
のち、安立す。
悟りか?調和せり。
このために、百法の謹苦があった。
迷える凡夫である。
道を誤り、懈怠して、法より退す。
忍辱疎かにし、過ちを積む。
いかに出堂すべきや。
諸仏の慈悲のみ。
行者に於いても、諸仏の慈悲をこうむらねば成らず。
善徳を要す。
故に密教あり。現前に仏なくば。
諸仏に仕えよ。
三帰を永く持し、敬礼を疎かにせず、
善徳に励み、戒律を頂持す。
忍辱を道とし、正見を徹し、
諸の業を浄める。
これ、実の楽なり。また乗の安楽なり。
仏、慈父の如く。
願遅きは、与えんため。
不生不滅は仏道にあり。
妙勝なり。
三界を脱し、自在無碍ならん。
信なり。
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