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2019年01月05日21:31

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階段始め

明日の親戚の法要を控え、実質の正月休み最終日。
年末年始10連休も終わりが見えてきた。しかし、今年の4月には再び地獄の10連休がやってくる。嗚呼、仕事がしたくてたまらない。(←別人オスカー)

読売新聞さんからいただいた展覧会の招待券。開催日を確認すると「1月1日から6日まで」とある。クソ短い。競輪かよ自転車
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会場である目黒雅叙園へ行く前に、行人坂途中の大圓寺にて大黒天参詣。
ありがたいことに1年に8日間だけ開帳される日の1日に当たっていて、重要文化財である木造釈迦如来立像を観ることができた。
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『生身釈迦如来御開帳』
これもまた、日頃の積善の為せる徳。常にそう思うことにしているがなにか。
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そして、2019年の初御朱印。★5.美しい。

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『松村文彦 初花‐SHOKA‐』(目黒雅叙園・百段階段)
大好きな文化財ギャラリーである百段階段。何度となくmixi日記に登場し、感動を綴っていく。
入り口の靴脱ぎ場でコンシェルジュの方に訊ねてみた。
蟹座「開催日が6日しかないってのは、雅叙さんのいじわるですか?」
ひよこ「まず、生け花の鮮度を保てません。もう一つは、作家さんのスケジュールが多忙で、滞在できる期間が限られています。最後に、次の展示会(雛段飾り)の準備期間を考えて最終日を設定しています手(パー)
真面目かっ。
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色合いの落ち着いた、それでいて大胆な作風。假屋崎省吾の派手な華道とは大きく違う。
使用している草木に変調なく、楽しんで鑑賞するというよりも、静かにたしなむというイメージだろうか。
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拝観客は9割が気品高い貴婦人たちで、1割がその付属品たる旦那たち。
好印象なのは、子供たちの姿も、中国人系によくみられる不適格集団鑑賞者の姿が見当たらないこと。建物の静謐さと相俟ったこの雰囲気がとてもいい。
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お約束のお手洗いと庭園を散策して、2019年第1回雅叙園巡りは終了。
次なる企画展「百段ひな祭り」。行くかどうかは読売新聞さん次第。

同級生さんの情報から、なかなか良い感じの絵画直売展が武蔵小杉で開催されるらしい。
案内によると開催日は百段階段のそれよりも短く「4日から6日」の3日間。
クソクソ短い。競輪前節かよ自転車
さらに展覧会の詳細を確認すると、どうやら画廊の在庫セールらしく、ラッセンやヤマガタの密着セールスレディ商法がプンプン臭う。

バブル時代と呼ばれていた平成の初期。
当時、職場の後輩ちゃん(女子)に打ち明けられた話を思い出す。
ひよこ「オスカー先輩、聴いてくださいよ〜」
意外とこんな感じで女子と話し出すことの多い我が人生。(当社比)
ひよこ「昨日、銀座でイケメンちゃんに声を掛けられてギャラリーに入ったら、60万円の絵を買わされてしまいました〜(泣)」
濡れた瞳を見つめ、肩を抱き、背中を撫でながら聞いた話は要約するとこんな感じ。
銀座通りを歩いていたら良い感じのお兄さんに声を掛けられて絵を一緒に観ることになった。オリンピックのポスターのようなカラフルな絵を見せられて、定価80万円の2割引き(64万円)を5年ローンで買うことになってしまった。当時、彼女の月給22万円。毎月の返済額1万7千円。返せない金額ではないが、そもそも、そんな感じでキャッチセールスの餌食なる彼女のこと、組んだローンはそれだけのわけがない。結局、ローン地獄に陥り、しばらくして生まれ故郷に帰っていったのかな。消息はわからない。
しかし、当時に買ったヒロヤマガタのシルクスクリーンがヤフオク市場で1,000円程度であることは知っている。ラッセンもヤマガタも罪な作家である。

さて、武蔵小杉の展示即売会。
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60点ほどの展示品に、来店客は4,5人といったところ。それぞれに販売員が密着しており、いかにも甘そうな夫婦にはギャラリー支配人客がぴったりとくっついている。
一方のおいら。20点ほどを眺めていたところで、ハイソチックで高身長、知的な女子が声をかけてきた。
無視するのも失礼かと、会話に応じたところ、
ブタ「とても絵画に造詣が深いのですね。今日はご自宅の展示替え作品の購入でしょうか」と持ち上げてきやがった。
どちらかというと、持ち上げるのはおいらの担当だろう。
しかし、どんなにステキな女子がセールスにつこうが、おいらの財布は緩まない。
なぜなら、すでに顔と下半身が緩んでおり、これ以上緩むはずがない。
もちろん、入館料も取らない丁々発止の展覧会であるから、買う気もないのにゆっくり絵画を鑑賞することは無礼である。
できるだけ、セールスレディとの空間を保ちながら、作品鑑賞を続けよう。
展示作は期待以上。判り易く言うならラッセン・ヤマガタ以上。
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絹谷幸二、千住博、中島千波。いい感じの作品が並んでいる。
一押しはシャガールの一品。
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『クロエの誘拐〜ダフニスとクロエ』(リトグラフ/シャガール)
もちろん、250枚の版画印刷ものなので20万円ぐらいで買えるようなもの。カネがあったとしても買う気はねぇ。

本日のオスカーレコメンド。
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『はずむ想い』(パステル4号/渡辺宏)

密着営業をしていたハイソちゃんのスマホが鳴る。
ここぞとばかり、会釈とともに会場をあとにした。
いい作品を流れるように鑑賞して、わずか20分。
どうせなら、拝観料を支払って名画を観たい。本来ならそれが筋。



■社会人調査:仕事始め、いつからですか?
(TOKYO FM + - 01月04日 12:10)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=257&from=diary&id=5444227
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